黒板アートで卒業をテーマに絵を描く学生さんたちが、最近は増えましたね。
卒業式の日に教室の黒板に3年間の中学生活、高校生活の熱い思いをアートにしてみましょう!
ここでは、卒業に相応しい桜を始めとして、友達など、青春の1ページを彩る絵を中心に紹介します。
学校にあるチョークの色は限られていますが、それでも出せる味があります。
黒板に下書きするやり方、絵の明暗や濃淡を出すためのチョークの使い方、ぼかし方等など、管理人が実際に描いている写真付きで細かく図解していますので、一緒に描いてみることができますよ(^^)
黒板アートって限られた人しか描けないなんて苦手意識をふっとばして、とにかく描いてみましょう!
「友達の描き方」以外は別ページに図解があり、写真と写真下の文字をクリックまたはタップすると、詳しく解説している個別記事が開きます。
それらの描き方をチェックする場合はぜひご活用くださいね!
それではまず、「友達の描き方」から図解説明しますね♪
黒板アート 卒業の簡単な描き方~友達の描き方
まずは、自分や友達の写真を用意します。
パソコンソフトで下絵を作る
普段スマホなどで撮った写真をパソコンに取り込んで、『Photoshop』で白黒にしたり、それをさらに簡素化したりして印刷をします。
(『Photoshop』が無ければ、無料でダウンロードできる画像編集ソフト『JTrim』か、『paint.net』を使いましょう。白黒にする事までは出来ますよ(^_-))
『Photoshop』で下絵を作る手順
手順1
『Photoshop』を開いて、パソコンに取り込んだ画像を開きます。上に横並びにあるタスクメニューの「イメージ」から「モード」にマウスポイントを当てると、右に選択枠が出てくるので、その中の「グレースケール」をクリックします。
手順2
「カラー情報を破棄しますか?」と出てきますので、「破棄」をクリックします。
そうすると画像が白黒になるので、これを1枚印刷しておきます。
手順3
白黒になった画像のまま、続けてタスクメニューの「イメージ」から「色調補正」を選択し、「二階調化」をクリックします。
手順4
「簡素化」というボックスが出てくるので、しきい値を調節します。
しきい値とは、黒と白の大きさのバランスの数値で、大きくすると黒の割合が多くなります。
手順5
こんな感じになります。 これも1枚印刷します。
手順6
白黒のものと簡素化したものが1枚ずつ印刷できました。
黒板に絵を描き写す
次は、印刷したものを下絵として、これらを見ながら黒板に絵を描いていきます。
絵を描く時に必要なもの
- 黒板(A4の黒板でも描けますよ!)
- 下絵(パソコンで印刷したもの)
- ティッシュ
- ぞうきん
- 綿棒・・・数本
- 楊枝・・・数本
- 細筆(絵の具の筆でも書道の筆でもOKです!)
- 白いチョーク・・・1本
ちなみに私は、アイシャドウ用の筆を使いましたよ(^^)
また、ここに消しゴムがありますが、結局使いませんでした^^;
普通の消しゴムだとカスが出ちゃうんですよね。なので、もしあれば、練り消しがおすすめです。
白く塗った部分を消して黒くする時に使います。
では、手順に移ります。
黒板に絵を描く手順
手順1
簡素化したものを印刷した方の下絵を見ながら、このように黒板に輪郭を描きます。
手順2
白いところをチョークを横にしてザックリと白く塗ります。
白の中に黒い線などをつける時は、楊枝の先を少し濡らして白の上をなぞって行きます。
こんな感じで、黒い部分を残して白い部分が塗れました。
手順3
光が当たっている部分など明るさを出す時に、その明るさの濃淡の度合いを線を重ねることで表現します。
左から順々に、明るさが増していく描き方を表しています。つまり、線を多く密に重ねる事で明るくなるという事です。
一番右は、チョークを横にして色を塗るパターンで、ほんのりと薄く見せる時に使います。
手順4
では、全体に光が当たっているところと影の明暗をつけていきます。
次は、左の下絵を見ながらより繊細な濃淡をつけていきます。
手順5
楊枝の先を濡らして、影と光の境目に線を入れ、光の部分にその明るさに合わせて、斜線を引いていきます。
ふっくらと膨らんだ頬や鼻や顎は、印刷された下絵を見ても濃い白になっていますね。
手順6
全体的に光の部分は、このような感じで線を引きます。
手順7
筆で影の部分の白のチョークを避けるようになぞります。
手順8
目などの細かい部分は下絵を見ながら、濡らした楊枝や濡らした綿棒などで削ったり、チョークで書き足したりしながら、整えます。
手順9
だいたい整えられたかなと思ったら、ここから仕上げに移ります。
手順10
全体的に白い光の部分と影の部分の境目を指でトントンと叩きながら、ぼかします。
手順11
こんな感じになりました。後は、手で擦って汚れてしまったところを綺麗にし、輪郭を囲む白をハッキリと描きます。
はい、出来上がりです。
下絵とそっくりというわけには行きませんが、これはもう何度か描いて、描き慣れていくしかありませんね~(^^)
それでも、どうしても描けない・・・という場合は、拡大印刷して、数枚に分かれて印刷された下絵の白い部分だけを切り抜いて、残った黒い部分を黒板に貼り、切り抜いた部分をチョークで塗りつぶしていけば、モノクロの絵が完成します。
考え方としては、ステンシルの要領ですね!
ステンシル方式で描いた下絵を切り抜いて文字を描く方法を参考にしてね(^_-)
ここから下の記事は別ページに図解があり、写真と写真下の文字をクリックまたはタップすると、詳しく解説している個別記事が開きます。
黒板アート 卒業 桜の描き方の流れとポイント
桜の花と葉を黒板に描く時の下絵の描き方や黒板に下絵を見ながら、桜の配置の仕方、色の付け方、文字を書く時のポイントや注意点などをまとめました。
実際に黒板に桜を描く動画もありますので、卒業の黒板アートで桜を描く上で、とても参考になりますよ(^^)
黒板アート 卒業 桜の描き方~図解を見ながら描こう!
実際に桜の花と葉を下絵を描くところから黒板に配置して下書きするところ、輪郭、色の付け方、ぼかし方、仕上げまで、27枚もの画像を使って細かく説明しています。
A4サイズの黒板を使っていますので、自宅で練習するのにピッタリの図解ですよ(^^)
まずは、この桜から練習して、大きな黒板に楽々書けるようになりましょう。
黒板アート 卒業 羽の描き方~図解を見ながら描こう!
羽も卒業にふさわしい絵ですね。
「羽ばたく」、「未来に向かって翔んで行く!」という感じで、背中に羽を付けたり、卒業証書に羽を付けた絵なんかも見たことがあります。
思い思いのイメージでどんなふうにでも使える羽の描き方を27枚の写真を使って、図解しています。
お好きなイメージで羽を卒業のモチーフに加えてみてくださいね♪
黒板アート 卒業の簡単な描き方のまとめ
いかがでしたか?
3年間の思い出を黒板アートにぶつけたい! そんな思いを持っているのなら、思い切って描いてみましょう。
自分には絵心がないから無理。なんて最初から諦めず、このやり方を参考に、あなたなりの青春の思い出を最後の黒板に表現してみましょう。
きっと、描いて良かったと思えますよ。
この他にも色々な黒板アートの描き方を紹介していますので、良かったら見てくださいね♪
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【関連】黒板アートの下準備や注意点 朝顔の描き方の図解から基本を学べますよ♪