黒板アートのコツ(書き方)を紹介します。
ここ数年前くらいから流行りだした黒板アート。 そんな黒板アートを始めてみたいなと思い立って、100均で小さな黒板を買って来ました。
何も知らないながら、ネットや雑誌で黒板アートのコツや書き方を独学で、取り組み始めたんですよね(^^)
カフェやレストランの入り口に立てかけられたメニュー表だけに留まらず、入学式や卒業式に向けて、学校の教室の黒板を飾る黒板アートには、本当に感動的な作品がたくさんあります。
最終的にそんな大作が書けるように、まずは、初心者が押さえるべき黒板アートを描くコツを紹介しますね(^^)
下準備から、書く上でのポイントや細かい注意点など、実際に夏をテーマに「朝顔」を描いていきながら、その画像にそって説明していきます。
それでは、まず下準備の「シーズニング」という手法を紹介します。
シーズニングとはどんな手法なの?
この「シーズニング」ですが、黒板アートのとても大切なコツの1つで、チョークを消した後の消え残り防止とチョークの描き味をなめらかにするための手法なんです。
やるとやらないのとでは雲泥の差。 なので、ぜひ、これだけはやっておきましょうね♪
実は私、黒板を買って来て嬉しくて、すぐに絵を描き始めちゃったんですよね。
でもね、なぁ~んかチョークの色がうまく乗らないというか、色がちゃんと黒板に着かなかったんです^^;
そこで、色々調べて見つけた、このシーズニングという手法。試してみたら、なんと、やる前とは大違いで綺麗に黒板に色が乗るではないですか!
そんな「シーズニング」ですが、参考までに、「シーズニング(seasoning)」の意味を調べてみました。
シーズニング(seasoning)の意味を調べてみると、調味料の他に、
慣らすこと。特に、紙や木材などを伸縮防止のため、室内の湿度に慣らすこと。また、鉄製の鍋を使い始める際に、油に慣らすこと。
引用元: goo辞書
とありました。
つまり、使い始める前に材料や道具を慣らすことなんですね!何をやるにも下準備って大切ってわけです。
シーズニングのやり方
では早速、そのやり方を紹介します。
準備するもの
- 黒板
- 新聞紙(小さい黒板の場合、下に敷きます。)
- チョーク(一色だけでOK!)
- 黒板消し
- 固く絞った雑巾
黒板をチョークで塗りつぶす
① まず黒板に全体的に少し強めにチョークをこすりつけるように塗り潰しますよ。
黒板消しで消す
② 次に黒板消しで丁寧に拭き取ります。
濡れ雑巾で全体を拭く
③ 最後に固く絞った雑巾できれいに拭き取ってくださいね♪
④ 濡れた表面を最後に乾拭きします。
すると、白の上にピンクを重ね塗りしても、きれいに色が着くようになりました\(^o^)/
これで、買ったばかりの黒板がまっさらの状態から、一度、全体的にチョークで馴染ませた状態になったわけです。
これが、チョークを消した後の消え残り防止とチョークの描き味をなめらかにする「シーズニング」というコツです。
意外と簡単にできるでしょ?
次は、実際に黒板に絵や文字を書く方法を画像を使って紹介していきます。
夏をテーマに朝顔を描いてみよう!
黒板アートと言っても、いきなり黒板に絵を描き始めるのではなく、まずは紙や画用紙にどんな絵を描くのか、構図を決めて、全体のイメージ画を描きます。
紙に下書きをする~構図を決めてイメージ画を描く
- どんなものを描くのか
- 構図はどうするのか
- 文字も入れるのか
- 人物も描くのか
- 建物も描くのか
などなど、全体のバランスを考えながらザックリ描いて見ましょう。
今回は朝顔と「夏休み」という文字を描いてみました。
このように画用紙やスケッチブックに、鉛筆で下書きを描いてみましょう。
色などは、つけなくてもいいですよ(^_-)
朝顔の花を描くときのポイントは、正面だけじゃなく、上や横に向いているものや、開いている桜だけじゃなく、蕾も描くということ。
また、同じものを同じ高さで並べず、高いところから低いところへ描いたりして流れを付けるといいですよ!
そうすると、リズムが出て、絵が自然な感じになりますからね♪
ワンポイント2.
- 紙に構図を決めてイメージ画を描く
- 朝顔の花を描くときは、向きや高低差をつけて描く
黒板に下書きを見ながら大まかに朝顔を描く
1、最初は、このような感じで、どこに何が来るかをザックリと配置してみます。
2、配置図に添って、朝顔の下書きを描きます。輪郭だけで大丈夫ですよ!
- 下書きを見ながら大まかな配置図を描く
- 配置図に沿って輪郭を描く
朝顔に色をつけて完成させる
1、まず、朝顔の花びらに色をつけていきましょう。花びらのように柔らかく色を乗せたいところは、このようにチョークを寝かせて塗るような感じで色をつけていきます。
2、白で塗った花びらの上から、同様にチョークを寝かせて色を塗っていきます。
朝顔の花は基本、「紫、青、ピンク」というイメージがありますよね!?
白とそれぞれの色の2色を重ねて色をはっきり出します。
3、今塗った上から、2色を混ぜ合わすように指でトントンと馴染ませます。
4、次は、茎と葉っぱに色をつけます。ここはチョークを立てて、はっきりと色をつけていきます。
※ ちなみに、学校のチョークには「緑色」が無いと思うので、黄色の上に青を塗って緑色を作りました。
5、ぼやけてしまった花びらの輪郭を、再びチョークを立ててしっかりと描きます。
6、綿棒を使って色を消すことで、花びらや葉の筋(曜の部分)をつけます。
こんな感じになりました。
7、朝顔の中心の部分をチョークを立てて、シュッシュッと白く塗ります
8、指で馴染ませます。
9、朝顔の真ん中の雄しべを黄色のチョークで点々と描きます。
10、最後に周りの汚れをティッシュで拭き取り、はみ出た細かい部分は綿棒できれいにして出来上がりです。
ワンポイント 4、
- チョークを寝かせると色が柔らかく、立てるとはっきり出る。
- 2色を重ねて色をはっきりと出す。
- 指でトントンと色を馴染ませる。
- 綿棒を使って筋をつける。
- 周りの汚れをティッシュで拭き取る
- はみ出たところなど細かい部分は綿棒で拭き取る
黒板アート 桜の描き方を教えます!説明を見ながら描いてみよう♪
絵の中に文字を書いてみよう!
朝顔を描くことが出来たら、今度はその中に「夏休み」という文字を書きます。
1、文字も紙に下書きをします。
※ ちなみにこの文字は、「小塚明朝 Pro H」というフォントをお手本にして書きましたよ(^^)
2、朝顔の絵と同様に、大まかに配置をして書きます。
※ 今回は黒板が小さいので、フリーハンドに挑戦してみました^^;
文字って書いてみると、本当に難しいんです^^;
真っ直ぐに書けているか?文字の大きさは揃っているか?文字と文字の間は均等になっているか?など、バランスを考えることが重要になってきます。
フリーハンドだと、どうしてもこのバランスや位置が取りにくいので、定規や三角定規(学校には大きいものがあったりしますよね)や、ホームセンターなどに売っている水平器(水準器)を使って、
黒板に後で消せるように薄く罫線を書いて、アートを描いていくと自信を持って描けますよ!
または、文字を印刷して切り抜いて、なぞって書く方法(ステンシル)もありますよ!
3、文字はある意味、絵に溶け込まないよう、くっきりと目立つようにチョークを立てて、力強く書きます。
また、バックの色の反対色など目立つ色を選んで書きましょう。
4、綿棒ではみ出たところを綺麗にします。
5、完成です。
ワンポイント5、
- 文字も紙に下書きをする
- 黒板に(必要なら)三角定規などを使いバランスを取り、大まかに配置をして書く
- 背景と反対色の目立つ色で書く
- 目立つようにチョークを立てて力強く書く
- 綿棒ではみ出たところを綺麗にする
上の手順を参考に卒業の桜を大きな黒板に描いてみましょう!こちらの記事で桜の描き方や流れを詳しく説明しています。
最後に、全体を通して、黒板アートを書いていく上で抑えるべきところを挙げますね♪
全体を通して注意すべき点はここ!
ワンポイント6、
- 頻繁に少し離れて全体を見るようにする
ちょっと描いてはすぐに黒板から離れて見るようにします。
離れて全体を見ると、同じものでも右のは色が薄くて、左のは濃くてとか、遠近感がおかしかったりと、バランスが崩れているのに気づくことがあるんです。
なので、なるべくチョコチョコと離れて全体を確認することが、すごく大切なんですよ!
黒板アートの書き方~学校の黒板アートを描く方法をまとめました!
黒板アートの書き方のまとめ
いかがでしたか?
これを読んだら、何となくできそうな気がしてきたのではないでしょうか。
黒板もチョークも100均に行けば揃っちゃうので、まずは気軽に始めてみることをオススメします。
では、最後にもう一度、黒板アートの書き方のポイントをおさらいしましょう♪
シーズニングの時のポイント
- 黒板を使い始める前に「シーズニング」をする。
朝顔の花を紙に下書きする時のポイント
- 紙に構図を決めてイメージ画を描く
- 朝顔の花を描くときは、向きや高低差をつけて描く
黒板に構図を配置する時のポイント
- 下書きを見ながら大まかに配置図を描く
- 配置図に沿って輪郭を描く
桜に色をつけて完成させる時のポイント
- チョークを寝かせると色が柔らかく、立てるとはっきり出る。
- 2色を重ねて色をはっきりと出す
- 指でトントンと色を馴染ませる。
- 綿棒を使って筋をつける。
- 周りの汚れをティッシュで拭き取る
- はみ出たところなど細かい部分は綿棒で拭き取る
絵の中に文字を書く時のポイント
- 文字も紙に下書きをする
- 黒板に(必要なら)三角定規などを使いバランスを取り、大まかに配置をして書く
- 背景と反対色の目立つ色で書く
- 目立つようにチョークを立てて力強く書く
- 綿棒ではみ出たところを綺麗にする
全体を通して注意すべき点
- 頻繁少し離れて全体を見るようにする
さてさて、ここまでに学んでいただいたポイントを押さえて、こんなものにも挑戦してみませんか?↓
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