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節分はいつ?2023年版~豆まきや恵方巻きもこれでバッチリ!

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2023年の節分はいつ?

はい。2023年の節分は2月3日(金曜日)です!

ある日、ネット検索をしていて節分はその年によって変わる」という記事を見て、驚きました。

ええ~!なにそれ?って。

というわけで、節分の日付けはどうやって決まるかの原理原則を探ってみましたよ。

また、今さら聞けない豆まきや恵方巻の由来ややり方などを調べてまとめました(^^)

面白そうだなって思ったら、ぜひ 読んでみてくださいね。








2023年の節分が2月3日になるのはこんな理由から

 節分というのは立春の前日 と決まっていて、2023年の立春が2月4日なので、その前日の2月3日が、2023年の節分になります。

では、なぜ節分は立春の前日なのでしょう? またまた疑問が湧いて来ちゃいますよね(笑)。次はその疑問にお答えしましょう(^^)

節分はなぜ立春の前日なのか?

なぜ節分は、立春の前日なのか? その理由はこうなんです。

日本では昔、 立春に近い新月の日を元旦 としていました。

となると、その前日が大晦日と捉えられていたわけです。

そして、日本では古来から、その大晦日に豆を撒いて厄を払うという習慣があって、それが今に受け継がれているからなのです。

つまり、旧暦で、

  • 立春=お正月
  • 立春の前日=大晦日
  • 大晦日=節分

とされていた風習が今に伝えられているわけですね(^^)

節分って、新年を前に豆を蒔いて、邪気を払って福を呼び、病気をせずに一年を過ごすために昔の人が考えた有り難い知恵だったんですね(^^)

次は、2019年前後の年の節分はいつなのか、一気に分かる早見表を見てみましょう!

2021年前後の節分の早見表

下が、1873年から2101年以降の節分の日付けが分かる早見表です。

その年の西暦を4で割った余りの数字の列が、その年の節分の日付になりますよ。

参照元:Wikipediaより

節分って、圧倒的に2月3日だけど、この表を見ると、黄色いマーカーと青いマーカーの日付けが、2日や4日になっていますよね。

これは、4年に一回来る閏年の関係で立春の日がズレてしまうからなんです。

  • 1984年までの節分は、4年に1度の閏年には2月4日でした。(青いマーカー部分)
  • 2021年からの節分は、閏年の翌年の2月2日になる予定ですよ。(黄色いマーカー部分)

しかし、上の表はあくまでも計算で出された予測であって、 立春は天文学的な現象で決まる のです。

立春がズレるのは天文学的な理由だったんですね!

立春というのは、天体の運行に基づいて「太陽黄経が315度となる日」と決まっているんです。

なので、その日が年によってズレれば、自ずと節分の日付けも変わってくるというわけです。

う~ん、またまたややこしい定義がでてきましたね^^;

次の章では、そのややこしい定義を動画も使って分かりやすく説明しますね♪

立春は太陽黄経が315度となる日

「太陽黄経が315度となる」という意味の説明の前に、まず、下の表を見て頂けますか(^^)

  • 天の赤道…地球の赤道を宇宙空間に投影した円
  • 黄道…地球の周りを太陽が1年の間に通る円
  • 春分点と秋分点…黄道と天の赤道が交わる2点

上の表を説明すると、地球の周りに天の赤道という円があり、もう1つ、黄道という太陽が通る軌跡の円が動いています

土星の周りの輪っかのような円が、地球の周りに2つあるってイメージするとわかりやすいかもしれませんよ!

その 2つの円が交わる2点のうちの1点が春分点 (もう1つが秋分点)で、 春分点と地球を結んだところを「0度」 とします。

この「0度」を基準にして、「270度」横にある 冬至の点と春分点の中間の点を立春「315度」 と言います。

従って、簡単に言うと 太陽黄経とは、春分点を「0度」として、そこを起点に360度を等分したもの を言います。

(※ 説明の中に、地球の周りを太陽が回るという説明を何度かしましたが、実際は太陽の周りを地球が回っているが正解です。あえて、分かりやすくするためにそう表現しました。)

下の動画は、気象衛星による観測映像からの1年間の太陽黄経の動きです。

速さを倍速にした方が、季節によって、太陽の光が地球に当たる角度が違うのがわかりますよ。

ちょうど1:10のところが、2.4立春です。

地球が太陽の周りを回り、その近づき方や角度で訪れる様々な季節。

これを見て、地球の中でも、春夏秋冬の四季が生まれる場所に位置する日本に生きている幸せを改めて感じます。

四季と言えば、動画の中で、他にも気づいた事があります。

それは・・・








立春を迎える節分以外の節分も太陽黄経によって日付が決まる

それは、2月の節分以外の節分も、太陽黄経のそれぞれの点に位置し、それによって、それぞれの節分も日付けも決まるという事です。

  • 立夏【太陽黄経45度】(5月5日頃)の前日
  • 立秋【太陽黄経135度】(8月7日頃)の前日
  • 立冬【太陽黄経225度】(11月7日頃)の前日

この3つも季節の分かれ目なので、もちろん立派な節分ですよね。

ですが、「節分」と言うと、私たちは2月3日前後がそうだと自動的に思ってしまうのは、やはり、 旧暦の新年の前日という重要さ から、 江戸時代以降、この日を節分と呼ぶ ようになったからだそうですよ。

こうして日本古来からの節分の日付けの決め方や、節分を大事にしている理由を知ると、節分にまつわる由来や行事についても、俄然、興味が湧いてきちゃいました!

ここからは、豆まきや恵方巻きについての成り立ちや、やり方等について見ていきましょう(^^)

節分の豆まきについて

豆まきの風習は中国から伝わったみたいですね

豆まきの由来

豆まきは中国から伝わりました

古来の中国では旧暦の大晦日に、鬼の面をかぶった者を桃の木で作った弓矢を放って追い払う行事がありました。

これを「追儺(ついな)」といいます。

これが奈良時代に日本に伝わり、当初は宮中だけの行事でしたが、江戸時代には庶民の間にも 節分(立春の前日=旧暦の大晦日)に豆をまくという風習 が広まり、今に受け継がれています。

豆まきとは、体調が崩れやすい季節の変わり目に豆をまく事で、疫病や邪気を払い、新しい年も健康で過ごせるようにと願う大切な行事なのです。

 疫病や邪気を象徴化したのが鬼 というわけなんですね(^_-)

伝統的な豆まきのやり方

福豆を炒って枡(ます)の中に入れます。

「益々、健康になるように!」「益々、商売繁盛するように!」との願いを込めてと縁起を担いで、枡に入れるようになりました。

その枡を家長が持って、豆を撒きます。

家のすべての戸を開けて、家の中から外に向けて「鬼は外」と言いながら2回撒いて、戸をピシャリと閉めて内に向け、「福は内」と言いながら撒きます。

現代の豆まき

今はお父さんが鬼役になって、お母さんや子供がその鬼に向かって撒くなんていう豆まきが定番になりつつありますよね。

また、片付けるのが楽な数個ずつ個包装された豆や、殻付きのピーナッツを撒く家庭がほとんどではないでしょうか。

それから、マンションなど集合住宅に住んでいるご家族は外に撒くと近所迷惑になるので、かけ声はなるべく小さな声でやるなど、工夫をしながら豆まきをしているようですね。

そんな集合住宅での豆まきをする場合の工夫を集めてみました。

マンションなど集合住宅での豆まきの工夫

 豆まきをマンションなど集合住宅でする時の工夫 のあれこれを探してみました。

ウチもマンションなので、参考になりそうです(^^)

  • ベランダに撒いたり、窓を開けずに撒く
  • 玄関のドアを開けずに、靴を脱ぐところに撒く
  • 窓や戸を開けて5、6粒だけ外に静かにまいて、すぐに拾いに行く
  • 戸や窓を開けて、誰か1人が外に出て大きなビニール袋を広げて持ちその中にまく

なるほど~ これぞ生活の知恵だわぁ!

今年の豆まきに参考になりそうなアイデアばかりですね(^^)

次は豆まきの後に食べる豆の数について見ていきましょう♪

節分に食べる豆の数は?

豆まきが終わったら、年の数だけ豆を食べます。

年の数とは「数え年」の事で、現代の私達が数える「満年齢」ではありません。

つまり、生まれた時を1歳と数える昔の慣習に合わせるので、「満年齢+1歳」の数の豆を食べるという事です。

例えば、6歳の子どもは7個の豆を食べる事ができますね(^_-)

豆をまく時間は?

本来なら、昼間にできればいいのですが、家族揃ってやるとなると、やはり、夕方から夜にかけての時間にまくというご家庭が比較的多くなってしまうと思います。

 豆まきは、そのご家庭にあった時間に行う のが良いかと思いますよ♪

次は「恵方巻き」についてみていきましょう(^^)

節分の恵方巻きについて

節分に恵方巻きを食べる習慣は

日本古来からのものではなく、近年、関西地方から発祥した習慣だそうなんです。

節分に恵方巻きを食べる習慣はいつから始まったの?

 

その由来は、関西の海苔組合と寿司組合が海苔を売るために、昭和10年頃から商売繁盛の祈願で「丸かぶり寿司」を食べる習慣があり、それと花町での旦那衆の遊びが組み合わさって関西の節分の行事の1つになりました。

そんな風にして、節分に恵方を向いて切らずに食べると縁起がよいという風習が関西地方で根付いたという説が有力です。

元々、関西中心の風習だった「恵方巻き」が全国的に広まったのは、コンビニの戦略によるものでした。

関東のコンビニで一番始めに売り出したのは、ファミリーマートでしたが、1998年を皮切りに全国的に展開したのがセブンイレブンなのです。

私は関西地方に住んだことがないので、恵方巻きにはあまり馴染みが無かったのでこんな由来があったんだぁと目からウロコですね!

主婦にとって、節分にはコレ!という食べ物があったら、夕飯のメニューを考えなくて良いのがいいですね。

でも、コンビニやスーパーで売ってるのは高いから、家で作りますよ(笑)。沢山食べられるし♪

ちなみに最近は、「恵方ロール」なんてスイーツもあるんですね(・o・)

ところで、今さらですが、「恵方」そのものの意味が分からなかったので、恵方の意味や決め方も少し調べてみましたよ(^^)

恵方って何?恵方の決め方は?

 

中国古来の俗信=陰陽道で、その年の歳徳神(としとくじん)がいる方向で、十干(じっかん)十二支の組合せによって決まります。

一般的に歳徳神(としとくじん)は、日本では正月に訪れる歳神(としがみ)と理解しているようです。

ちなみに、 2023年の恵方は「南南東のやや南」 です。

東西南北の方角を調べるには、調べるアプリが結構あるみたいなので、知りたい人はダウンロードして調べてみましょう♪

節分はいつ 2023年版のまとめ

2月3日が節分でした!!

また、日本古来から受け継がれる節分の行事や習慣も、その日付けと深く関係していたんだという事も知って、昔の人は理にかなった生き方をしていたんだと感動してしまいました。