秋には紅葉狩りを楽しむという人も多いですが、紅葉以外にも赤く染まるコキアという植物をご存知ですか?
たまたま散歩をしてた時に、真っ赤に紅葉しているコキアを見て、すごく感動し、自分の家のベランダで鉢植えで育てられないかなと思って、プランターの育て方を調べてみました。
コキアは通年で生えてはいますが、秋には真っ赤に染まり、その姿は丸々として可愛げがあります。
そんなコキアですが、プランターで自宅でも育てることができるんですよ
!
ここでは、コキアを自宅で育てる方法を紹介しますので、コキアをプランターで育てて見たいという方はぜひ、私と一緒に育ててみましょう(^^)
コキアをプランターで育てる方法
コキアを育てているブログもたくさんありますし、コキア自体そこまで手間がかかる植物ではないので、初心者向きの植物と言えます。
コキアの栽培から開花までのカレンダー
コキアは春先に植えると、晩秋に枯れる一年草と言われる植物です。
枯れる際にはタネを残すので、 そのまま来年もコキアを楽しむことができます 。
むしろ、タネを大量に残し、よく育つので、育て過ぎないことに注意が必要です笑
栽培から開花までの流れを言いますと、コキアをタネから育てる場合は、4月から6月にタネをまきます。(直まきは5月~6月です。)
新緑の苗を植え付ける場合は6月から7月です。
そしてそこからコキアは新緑の鑑賞シーズンを迎えます。
青々とした葉は見ているだけでなんだか元気がもらえそうですよね。
9月にはコキアの開花シーズンを迎えます。
しかし、コキアの開花シーズンと言っても、コキアは大きな花を咲かせる訳ではありません。
花びらはなく、茎に小さい淡い緑色の小花がたくさんつきます。
コキアの花は小さく、目立たないので、花が咲いていることに気がつかないなんてこともしばしばあります。
ただ豆知識ですが、 コキアの花言葉は「恵まれた生活」「夫婦円満」 だそうです。
派手ではないけど、小さい花をしっかり咲かせる様子を言っているのかもしれませんね!
そして10月から11月の秋が深まった時期にコキアの葉は鮮やかに赤く染まり、その後枯れていきます。
コキアの株をプランターに植え付ける方法
鉢に入れる土の用意
コキアは比較的、 土質を選びませんが、水はけが良く、水持ちも良い土を選びましょう。
赤玉土(小粒)6、腐葉土4くらいの割合が良いでしょう。
微塵を取った赤玉と手で揉んで細かく砕いた腐葉土を混ぜて、小石や砂利を敷いた鉢の上に入れます。
あるいは、ホームセンターなどにある培養土などでも十分です。
コキアをプランターに植える方法
コキアの株をプランンターに植え付ける際にはいくつか注意点があります。
コキアの株を買ったらできるだけ早く、鉢や庭に植え付けをするようにしましょう。
コキアの株をポットのままにしておくと、苗が老化してしまう恐れがあります。
コキアはプランターだと小さく育ち、庭に植え付けると大きく育ちます。
どちらで育てるかはご家庭の環境によりますが、コキアの根は直根性といって、まっすぐ長く伸びます。
ですので、どちらかと言えば庭に植え付けたほうがコキアは元気に育つことができます。
プランターに植え付ける際、ポット苗の土は必ず落とさないようにしましょう。
そして、根を傷つける恐れがあるので、根をほぐさないようにします。
プランターの底に軽石を2センチほど詰めて、その上に土、そして株を植えて、水をやります。
あとは基本的に日光に浴びせながら、水をあげればコキアは育ってくれますよ!
下の動画でコキアを植え付けるイメージを学んでおきましょう↓
コキアの種をプランターに種をまく方法
コキアの種をまく場合でも、そう難しいものではありません。
コキアの種はものすごく小さいです。
プランターに土を詰めたら土の上に種をパラパラとまき、その上から少し土をかぶせます。
この 土をかぶせるのは種を植えるというよりは、種を乾燥から防ぐためです 。
ですので、あまり多くの土を被せないようにしましょう。
そして、ある程度の芽が生えそろったら、元気がいい芽を残して、間引きをすることでコキアが元気に育つようになります。
種まきの仕方の動画
を参考にしましょう↓
これはブロッコリーの種まきの動画ですが、土の上に種をまいてから、土をかるく被せたり、水のやり方や発芽までの保管の仕方、間引きの仕方などは、参考になりますよ♪
コキアのお手入れの仕方(各月)
コキアですが、前述の通り、初心者でも育てやすい植物です。
最低限の水やりと日光に当てさえすれば、枯れて全滅ということはないでしょう。
でもどうせ育てるなら、コキアには元気に綺麗に育って欲しいですよね。
ですので、ここではコキアのお手入れの仕方を月ごとに解説をしたいと思います。
4月・5月
プランターでも庭でも土を作る場合、赤玉土6腐葉土4の割合で土を作ると水はけの良い土ができます。
基本的な栽培方法は、日当たりのいい場所で、朝に水をあげればOKです。
ある程度芽が出たら、元気のいい苗を残して間引きをするようにしましょう。
6・7・8月
夏の場合は水切れに注意が必要です。コキアは比較的に乾燥した土壌を好むので、涼しい時期は1日1回の水やりで大丈夫です。
しかし、流石に夏の間は乾燥をし過ぎてしまうので、朝と夕方に2回水をやるようにしましょう。
また2週間に1度程度でいいので、薄くした液体肥料をあげるようにすることでコキアに元気を与えることができます。
9・10・11月
成長期が過ぎたコキアは特に気をつけることはありません。
水の上げすぎに注意をしながら、葉が赤くなるのを楽しみに待ちましょう。
12月になると、コキアは根の方から枯れていき、種を残します。
この種は実は食べることもできます。
茹でたコキアのタネは「トンブリ」と言って秋田県の名物でもあります。
コキアは別名ホウキグサとも呼ばれます。
枯れたコキアを使って、箒を使ってもいいかもしれませんね。
そして 種をまいたら、来年もコキアを楽しむことができます。
コキアの栽培の特徴や気をつける事
コキアの栽培で気をつけることは日当たりと水の調整です。
コキアの基本的な栽培場所ですが、日当たりが良い場所で育てます。
日当たりの悪い場所で育ててしまうと、成長が悪くなり、秋になっても紅葉がしないこともあります。
せっかくコキアを育てているのに紅葉が見られないのは残念ですね。
ただ闇雲に日当たりのいい場所においてもいけません。
夏に日当たりが良いところに置いておくと、土からの水の蒸発が激しく、水切れを起こしてしまいます。
ですので、プランターで育てている場合に、水切れを起こすようなら、日陰に場所を移すようにしましょう。
また芽が出たばかりの時は、ダンゴムシやナメクジに葉が食べられやすいです。
しかし、 防虫剤を撒くよりもこれはもう仕方ないと割り切った方がいい かもしれません。
コキアの目は、どうせ間引きを行います。
ある程度育って間引きをする際に、虫に食われていないものを選べば問題はありません。
コキアってこんな植物(特徴や由来など)
それでは最後にコキアの紹介をしたいと思います。
コキアはヒユ科・パッシア(コキア)属の植物で、原産地はアジアになります。
コキアの別名は上記の通り、ホウキグサと呼ばれていて、これは文字通り枯れたコキアで箒を作っていたことが由来です。
またコキアの種は食用で「とんぶり」と言って主に東北地方で食用として親しまれています。
とんぶりはタンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維がバランスよく含まれており、漢方としても「地膚子」という名で使われています。
とんぶりはその見た目やプチプチとした食感から「畑のキャビア」や「ジャパニーズキャビア」という別名でも親しまれています。
まだ食べたことがない人は、ネット通販などでも買えますので、ぜひ買って食べてみてくださいね!
コキアをプランターで育てる方法のまとめ
紅葉する植物の中でコキアはあまり有名ではないかもしれません。
しかしそのモコモコと可愛らしい姿で紅葉をしていくのを見ると、きっと愛着がわくはずです。
そして何よりコキアは初心者でも育てやすい植物です。
ぜひ今からでも来年からでもコキアを育ててみてはいかかでしょうか?
コキアの美しい紅葉スポットを調べてみました