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70代80代が好きな歌!昭和20年代以降の人気曲から唱歌まで

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70代から80代くらいのお年寄りが好きな歌を私の母(80代)が若い頃に唄っていた曲や、デイケアセンターのレクリエーションでみんなで唄っている人気曲などから厳選しました。

今70代や80代、または90代の人が好きな歌手って、リアルタイムでその活躍を知らなかったり、薄っすらとしか憶えていなかったりするんですよね。

でも、色々と調べて記憶を辿っていくと、「ああ、そういえばこの曲、昔、テレビやラジオで聞いたことあるな。」とか、「これ、母がよく唄っていたっけ!」と段々と思い出して、その曲が流行った世代ではない私も、懐かしい気持ちになるから不思議ですね。

今回は、70代80代の人が好きな女性歌手の人気曲男性歌手の人気曲、特別企画として70代80代の人が好きな昭和の歌姫とその曲、最後に彼らが小学校時代に唄っていた唱歌の紹介をします。








目次

70代80代の人が好きな女性歌手の曲

石川さゆりの名曲

津軽海峡・冬景色 作詞・阿久悠 作曲・三木たかし 歌唱・石川さゆり

1977年(昭和52年)に発売されて、その年の日本レコード大賞を獲得した石川さゆりの超名曲です!

それから現代までず~っと、老若男女に歌い継がれている大人気曲で、70代80代の人が30~40代の頃に出現したメガヒット曲ですね♪

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ポニーキャニオン

あ~ いいですよね~。やっぱり、この歌はいい!

これは、男を残して1人、東京から青森。そして、青森から津軽海峡を超えて北海道に渡る女の歌。

情念がハンパないですよ。

カラオケに行くと、必ずこの歌を唄うという人も多いんじゃないかな?

当時19歳の石川さゆりが、女の情念を唄ったところがすごく良かったですね。

子供だった私も、この歌の魅力に一気に取りつかれたほどですから。

北の宿から 作詞・阿久悠 作曲・小林亜星 歌唱・都はるみ

1975年 (昭和50年)に発売されて、第18回日本レコード大賞と同じ年に第9回日本有線大賞の史上初のダブル受賞をした大ヒット曲です。

都はるみは他にもヒット曲が数々あるのですが、突然、「普通のおばさんになりたい!」とか言って、芸能界を引退しちゃったんですよ。

でも、結局はまた戻って来たんですよね。

出ました!

別れた男のセーターを編む女という歌詞に当時は、”重い女”のイメージで誤解して受け取ってた人もいたみたいですが、実は、セーターを編むことで「けじめ」を付けるという意味を込めて作られたそうです。

でも、男性はもちろんだけど、女性もなんか、この部分にわけもなくキュンキュン来るとこありませんか?

ちょっと女性は、Mっ気を刺激されるというか(笑)。これが演歌の真骨頂ですね。

70代80代の人が好きな男性歌手の曲

1948年(昭和23年)に近江敏郎が唄って大ヒットした曲です。

湯の町エレジー 作詞・野村俊夫 作曲・古賀政男 歌唱・近江敏郎

1948年の歌だから、今80代の人が、青春時代にヒットした曲ですね。

初恋の人を思って、今もその面影を追い続ける切ない詩が泣かせます。

イントロで一節たっぷりと聞かせるっていうのは、この時代の曲の特徴なんですね。

作曲の古賀政男さんから生まれた、いわゆる古賀メロディーという曲調なんだそうですよ(^^)

ご自身の若き日々を思い出して、きっとたまらないと思います。

函館の女(ひと) 作詞・星野哲郎 作曲・島津信男 歌唱・北島三郎

1965年(昭和40年)に発売された大ヒット曲です。

サブちゃんの歌は、盛り上がりますよね♪

特に男性の人は、大好きなんでしょうね。

女性のひとも一緒に唄えば、気持ちが一気に明るくなるんじゃないでしょうか?

サブちゃんは、私が子供の頃はとにかくずっと、紅白の大トリを務めてまして、もうそれは不動の地位と言っても過言ではない程だったんですよ。

そんなサブちゃんも何年か前に紅白を”卒業”したなんて、時代は確実に流れてるんだなぁとつくづく実感します。

 

小樽のひとよ 作詞・池田充男 作曲・鶴岡雅義 歌唱・三條正人(東京ロマンチカ)

1967年(昭和42年)の大人気曲です。

いやぁ~、三條正人がこの歌を唄ってる記憶、今でも蘇ります。

彼の高音に行く時のあの裏返るところ、いいですよね♡

色っぽかったです。

小樽に残した恋人を思って唄う歌です。

これ、確か石原裕次郎も唄ってるけど、私はやっぱり、ロマンチカの三條正人さんのが絶品だと思いますね。

昔は、こういうムード歌謡のグループが、いくつかあったんですよ♪

北酒場 作詞・なかにし礼 作曲・中村泰士 歌唱・細川たかし

1982年(昭和57年)の大ヒット曲です。その年の第24回日本レコード大賞を見事受賞したんですよ。

これは、今の80代くらいの人が中高年くらいの時に流行った曲ですが、結構みなさん唄えてましたよ。

今、うちの母が85歳なんですが、その母が50歳の時にヒットした曲です。

演歌というよりも、どちらかと言うと曲調がポップスに近くて、明るくていいですよね♪

細川たかしさんも明るいキャラクターですし(笑)。

細川たかしさんの若い頃、髪型のナゾもチェックしました!

さざんかの宿 作詞・吉岡治 作詞・市川昭介 歌唱・大川栄策

1982年(昭和58年)にヒットした曲です。

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これ”他人の妻”を好きになってしまったっていう歌ですよね。

なんか、色っぽいというか際どい内容です。

コンプライアンスがあろうがなかろうが、今も昔も、禁断の恋にシビるのは同じなんですかね(笑)。

2コーラスの中にちょっとすごい歌詞があるんですけど・・・。

「(結婚)指輪を抜いたあとの指を思い切り噛んでください」みたいな歌詞がヤバすぎです。

80代の人だって、ちょっとくらい色っぽい気分になるのも、悪くないのかもしれませんね。

酒よ 作詞・吉幾三 作曲・吉幾三 歌唱・吉幾三

1988年(昭和63年)にヒットして、同年の全日本有線放送大賞グランプリを受賞しました。

これも今の80代の人が、仕事も充実してくる40代後半から50代前半の頃に流行った曲ですけど、あまりに名曲すぎて、世代飛び越えて人気があるようですね。

年老いた両親や女房、子供を青森に残して、ひとり東京に働きに来ている男の歌です。

眠るまで浴びるほど酒が飲みたいなんて、思いを素直にストレートに出してます(笑)。

でも、年をとっても、今までの日本を支えた男性なら、この部分に誰もがジィ~ンと来るのではないでしょうか。

70代80代の人が好きな昭和の歌姫とその曲

うちの母は85歳ですが、5歳年下の美空ひばりが大好きです。

美空ひばりの名曲

戦後の焼け野原で、誰も彼も希望を失っていたあの頃、歌のうまい少女 “ひばりちゃん”の存在が、どれだけ日本を元気付けたのかを若い頃から、よく話して聞かされたものです。

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母がよく唄う美空ひばりの歌は、この7曲です。

  • 『東京キッド』昭和25年
  • 『お祭りマンボ』昭和27年
  • 『リンゴ追分』昭和27年
  • 『港町十三番地』昭和32年
  • 『柔』昭和39年
  • 『愛燦燦』昭和61年
  • 『川の流れのように』平成元年

 

島倉千代子の名曲

島倉千代子 お千代さん。

彼女は美空ひばりの妹分で、独特な世界観を持った歌手でした。

母は、そんなにファンじゃなかったようですが、世の80代には、島倉ファンが沢山いるはずですよ(^^)

  • 『この世の花』昭和30年
  • 『東京だョおっ母さん』昭和32年
  • 『からたち日記』昭和33年

 

 

菅原都々子の名曲

菅原都々子さんの『月がとっても青いから』の高音の独特な唄い方、当時のものまね芸人がよく真似してしましたよね(笑)。

この歌も母が珍しくよく唄っていた歌です。

『月がとっても青いから』昭和30年

 

川田正子の名曲

川田正子さんのこの歌、80代の人にはなぜか特別な思いがあるみたいですね。

昭和25年~27年まで放送されたラジオドラマ『鐘の鳴る丘』

これも、戦後の日本に光を差すようなドラマで、当時の大人から子どもまで夢中で聞いていたそうです。

『みかんの花咲く丘』は、きっと一度は聞いたことあると思いますよ!?

  • 『とんがり帽子』昭和22年
  • 『みかんの花咲く丘』

 

笠置シヅ子の名曲

笠置シヅ子さんブギシリーズ

美空ひばりが登場するまでは、戦後の日本のスーパースターだったらしいですね。

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あの頃に斬新なリズムで踊って唄う彼女を見て、当時の若者はどんな風に感じていたんでしょうね。

なんか不思議な感じだし、今聞いても、心躍る曲ばかりです。

新しいわぁ~

  • 『東京ブギウギ』昭和22年
  • 『買い物ブギ』昭和25年

 

 

並木路子の名曲

何も言わないリンゴだけどその気持がよくわかって、可愛くてしょうがないと言う歌です。

この歌、なぜか私も(50代)もフルで唄えます(笑)。

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日本人の大好きなメロディだと思います。

  • 『りんごの唄』昭和20年

 

 

菊池章子の名曲

従軍看護婦だった清水さん(この歌の作詞家)は、戦地から帰って来たら、家も家族もすべて失っていた為、「夜の女」になるしかなかった悲しみを込めて作った曲らしいです。

  • 『星の流れに』昭和22年

 

 

神楽坂はん子の名曲

神楽坂はん子さん、芸者さんの格好で唄うんですね。

色っぽい歌です。

  • 『ゲイシャ・ワルツ』昭和27年

 

織井茂子の名曲

織井茂子が唄う名曲「君の名は」

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映画『君の名は』の主題歌でしたね。

あの、最近の方のじゃありませんよ(笑)。

当時の女性がみんな真似したあの“真知子巻き”で有名な方ですよ!

  • 『君の名は』昭和28年

 

大津美子の名曲

険しい女の人生を唄った名曲

『ここに幸あり』は素晴らしい曲です。

当時の昼ドラの主題歌だったそうですよ。

いい歌です。

  • 『ここに幸あり』昭和31年

 

初代コロムビア・ローズの名曲

初代コロムビア・ローズって誰?

2代目、3代目がいるの?

いるらしいです。

当時、バスガールは人気の職業だったそうですよ。

  • 『東京のバスガール』昭和32年

 

高峰秀子の名曲

高峰秀子は女優さんです。とってもきれいな女性です。

映画の中の挿入歌で、銀座の進駐軍のお相手をする女性を唄った歌だそうでが、それにしても、ヤケに明るい曲です。

女性っていつの時代もパワフルだったんですね!

  • 『銀座カンカン娘』昭和24年

 

松山恵子の名曲

冒頭のセリフがいいですよね。

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ユニバーサル ミュージック (e)

  • 『だから云ったじゃないの』昭和33年








懐かしの小学校唱歌・民謡

芹洋子さんが唄って大ヒットしましたよね♪

四季の歌 作詞・作曲 荒木とよひさ 歌唱 芹洋子

今やもう歌い継がれる唱歌になりました。

 

日本の歌百選の1曲。親子が長く歌い継いでほしい曲101曲の中のひとつなんだそうです。

この歌は、ダーク・ダックスも唄ってたし、その他大勢の歌手がカバーした曲でしたね。

それだけみんなに愛されている歌なのでしょう。

わらべ「めだかの兄妹」テレサ・テンの「つぐない」「愛人」、「時の流れに身をまかせ」もすべて、作曲家・三木たかしさんと作詞家・荒木とよひささんがコンビを組んで作った歌だそうですよ。

どじょっこふなっこ 東北地方わらべうた 作曲 岡本敏明

「どじょっこ・ふなっこ」っていう東北弁が可愛らしいですね(^^)

これは、春だけじゃなくて、夏、秋、冬の訪れを水の中のどじょうやふなが、”きっと、こんな風に思っているよね!?”という、魚の気持ちを書いた歌。

幼い子供の頃の高齢者のみなさんも、きっと、この歌のように想像を膨らましていたのでしょうね。

うれしい雛祭り 作詞 サトウハチロー 作曲 河村光陽

これは、サトウハチローさんが娘さんのために作った詩で、「お嫁にいらした姉さまによく似た官女の白い顔」という歌詞に、自分の姉が18歳で嫁いで結核で亡くなってしまった事を詩っているというのは有名な話しですね。

『うれしい雛祭り』というタイトルと相反して、曲想がなんだか物悲しく憂いを秘めてるのは、そのせいでしょうか。

でも、女の子にとっては、ずっとずっと耳に残る名曲だと思います。

早春賦 作詞 吉丸一昌・作曲 中田章

 

作詞の吉丸一昌が長野の雪解けの風景に感動して、この歌を書いたと言われています。

彼は、『尋常小学校唱歌』の編集委員だったそうですよ。

高齢者のみなさんの小学校時代を思うと、なんだか胸が熱くなりますね。

【関連】春に唄いたい童謡を19曲集めました。動画や歌詞もついているので一緒に唄ってくださいね♪

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灯台守 イギリス民謡 作詞 勝 承夫

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綺麗な曲です。

これ、元はアメリカの賛美歌が原曲なんだそうですよ。

辛抱強くて、逞しくて、それでいて清い心を持った灯台守の姿が目に浮かぶ曲です。

冬の夜 作詞・作曲 不明

これはもう、完全に冬の歌ですね(笑)。

雪国の長い長い冬を過ごしてきた家族が、囲炉裏の周りに集まって、それぞれ思い思いの事をしながら、寄り添ってる風景が浮かびます。

きっと、もうすぐそこまで来ている春に、手が届きそうで届かない…。 そんな家族の姿を詩っているのかな?なんて思わせる曲です。

冬景色  作者不詳

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キングレコード

このCDは白鳥英美子さんの歌唱ですね

この歌は音楽の教科書の定番です。

作者不詳のこの歌が、こんなに長い間、歌い継がれて来たのは、誰からも愛される名曲だからですね。

雪 作者不詳

冬の歌と言えば、一番に思い浮かぶのがこの歌ですよね。

みんなでこの歌を口ずさめば、小さな子どもの頃に帰ったような気持ちになるんじゃないかな?

犬と一緒に雪の中を駆け回っている少年少女が、見えてきそうです。

あっ、それと、この歌ならではの”あるある”なんですが、あなたは「雪は”こんこ”あられや”こんこ”」のところ、”こんこん”と唄っていませんでしたか?

私は、ずっと”こんこん”だとばかり思って、そう唄っていました^^;

昔の歌って、意外と言葉を思い違えて覚えていたりすることがあったりして、後で正解を知ると、笑っちゃったりしますよね。

黒田節 福岡県福岡市の民謡

酒宴などでよく謡われる定番の唄なんだそうです。

黒田節ができた由来を調べたら、次のような事が書いてありました。

筑前今様と呼ばれた福岡藩の武士たちに歌われていたものが日本全国に広まったもので、雅楽の越天楽のメロディーにさまざまな歌詞を当てはめて歌う越天楽今様が元になっている。

 

男らしい歌ですね。

故郷(ふるさと) 作詞・高野辰之 作曲・岡野貞一

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締めはやはり この歌。

もう歌い出しから泣きそうになってしまいます。

小さかった子供の頃。すべてが幸せだったあの頃。

この歌を唄うと、時代を飛び越えて、その瞬間に戻れるんですよね。

母も言ってたけど、この歌を唄いながら泣いている利用者さん(デイケアの)が沢山いたんだそうです。

癒やされます。

まとめ

いかがでしたか?

私が思ってたより、70代80代の人が好きな歌って、男女のディープな恋愛の歌だったり、女の情念みたいな曲があって、びっくりしちゃいました。

でも、思えば当たり前ですよね。

お年寄りと言えども、今までいろんな経験をしてこられた人たちですから、男女の情念の歌を唄いたい気持ちもわかるような気がします。

母がデイケアに短期入所して、私も時々そこを訪れるようになって 他の高齢者に接してみて感じたことは、彼等は、私よりも遥かに色々な経験をしてこられた方たちなんだなという事です。

もう何のしがらみのない今、歌の世界の中だけでも、遠慮せずに、自由な恋愛の気持ちを味わってほしいなとつくづく思います。

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