松嶋菜々子の『やまとなでしこ』が、2020年7月6日、13日の午後9時から特別編として、フジテレビの2時間スペシャルで放送されるそうです!!
まさかのあの2000年の大ヒットドラマが見られるなんて!
そこで、『やまとなでしこ 』第11話最終回のドラマの名セリフを集めてまとめました。
どんなハッピーエンドになるのか、20年前のおさらいとして、もう一度振り返ってみましょう!(ネタバレあり)
MISIAの主題歌「Everything」がまた良いところでドラマを盛り上げるんですよね(*’▽’)
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ドラマ『やまとなでしこ』最終回での名セリフ
ニューヨーク
僕はもう逃げません
あなたが好きです
たとえ明日あなたの気が変わったとしても…私には見えるんです
十年後も二十年後も、あなたのそばには私がいる残念ながら、あなたといると私は幸せなんです!
エンディングで2人の結婚式やNYでの生活が流れるけどそこめちゃめちゃ好き❤#やまとなでしこ pic.twitter.com/ERyLakcixG
— あおい (@aoitori088) June 29, 2020
ベンチに1人座る桜子
ボールを拾ってあげた黒人の少年に持っていたカメレオンの人形を「それ何?」と聞かれ、「カメレオン」と答える桜子。
続けて少年「ここで何してるの?」
桜子
大切なものを待ってるの。私はそれをずっと探してたの。たぶん生まれる前から。ある人にそれを教わったの。この世にはお金よりも大切なものがあるって。
この冒頭シーンが実は最後の結末の布石になっているのです。
東十条家での回想シーン
東十条司との結婚式でウエディングドレス姿のまま、教会から逃げ出した桜子。
そのことを司の両親に叱責され、「私が悪うございました。」と繰り返すだけの桜子。
「時間が来たら話してくれるよね?」と司に聞かれても、「私が悪うございました。」の一点張り。
桜子は東十条家を後にするのだった。
合コン
桜子を心配した同僚や後輩たちは、桜子のために金持ち男たちを集めて合コンを開いた。
年商30億のホテルを経営している男が、桜子の前に「デラックススイートに何日でもお泊りください。」と部屋の鍵を置くも、「私が悪うございました・・・」と虚ろな様子だ。
同僚や後輩たちが、「先輩!今夜は、たった一人の人に巡り合えたような気がしません?」と例のあのセリフを言わせようとしても、上の空。
食後のコーヒーをホテルオーナーの松平に「今夜はたった一人の人に巡り合えたような・・・」と差しだそうとすると、コーヒーをこぼしてしまう。
塩田若葉(矢田亜希子)が欧介に電話をかけ「これからちょっと会ってもらえませんか?」「桜子さんのことでちょっと」と言う。
奥山なみ(須藤理沙)は粕屋紳一郎(箕利夫)に電話をする。
「桜子さんの様子がおかしいんですよ。えっ?今朝、欧介さんのところに!?えっ!!」
その会話を聞いて、なみの携帯を横から取る若葉「えっ! 告白って!?」
「魚春まで来て、告ったんだって。」と粕屋。
「あの桜子さんがこの欧介にだよ。信じられないっしょ?」
欧介と若葉
塩田若葉(矢田亜希子)
私、欧介さんに嘘つきました。桜子さん結婚式で幸せそうだったなんて。なんだかそんな気がしてたんです。桜子さんが結婚式すっぽかしたのは、欧介さんのせいじゃないかなって。
中原欧介(堤 真一)
僕は桜子さんには相応しくないって。
桜子さん、もう合コンに来たんですよね?
さすが桜子さんというか、やっぱり今朝はどうかしちゃったんだと
思います。合コンなんてやってないで、早く東十条さんの所に
戻るべきですよね。だってそうでしょ?東十条さんなら桜子さんを
幸せにすることができるし、万が一僕と桜子さんがどうかなったと
しても、彼女を傷つけるだけだし。ねえ、そう思うでしょ?
決まってますよね・・・
若葉
どうして私に聞くんですか?どうしていつも、そうやって肝心な事はぐらかすんですか?
欧介
「肝心な事って?」
若葉
欧介さん、傷つけたくないのは桜子さんなんですか?
それとも、欧介さん自身なんですか?
夜の街を1人歩く桜子
歩道橋の上から道路を見下ろして、欧介に告白した時の事を思い出す。
私はあなたを永遠に失ってしまうかもしれないって思いました。
あなたはいつの間にか私の中にいた。
翌日「魚春」で
魚春に欧介の大学時代の恩師の黒河教授(柴俊夫)が欧介のもとを訪ねて来て、やりかけの数学の論文を欧介に渡す。
「君のやりかけたこれを最後まで完成させて、向こうの大学へ送ってみたらどうだろう?」
向こうの連中が興味を示したら、もう一度留学して、やり直してみないか?中原くん、やってみよう!
1人で海を見に来た桜子
幼い頃、家が貧乏でいじめられていた頃を思い出していた。
幼い頃の自分が目の前に来て、こう言うのだった。
しょうがないよ。王子さまはあなたのこと、好きじゃないんだから。
砂浜に落ちていた一円玉を握りしめてこう叫ぶのだった。
私は悪くな~~~い!!
魚春に欧介を訪ねて来た若葉
欧介の母(市毛良枝)に欧介の居場所を聞くと「なんか昔の論文なんて持ち出しちゃって、夜も眠らずに難しい数字並べてるわよ」というではないか。
若葉は欧介の大学へ行き、欧介に声をかけるが、論文に夢中で若葉に気づかない。
再び合コン
なみ(須藤理沙)たちは桜子のために再び、合コンをセッティングすると、桜子が遅れて登場した。
「お待たせ」
今夜はたった一人の人に巡り合えたような気がする。
と言いながら、男性にコーヒーを渡す時、コーヒーをこぼして相手の手をハンカチで拭きながら、こういうのだ。
その右のポケットに入ってるのは、車のキーですね?
「どうしてわかったんだ?」
「送ってくださいます?」
男性に車で送ってもらう桜子。
「やっと一人の人に巡り合えたような気がします。」と言われ、良い雰囲気になろうとしたところに外を通りかかる欧介の姿が見えた。
告白の後での桜子と欧介
欧介がファイルの紙を落としてしまい、拾っている欧介の前に立ちはだかる桜子。
車の男性が桜子に「今度いつ会えます?」と聞くと、「お電話しまーす。」とかわし、桜子は車を見送った。
欧介
「合コンの帰りですか?」
桜子
「もちろん」
欧介
「先日は・・・どうも」
桜子
あは・・まだ憶えてたんですか?忘れてくださいって言ったじゃないですか。あの時の私はとち狂ってたんです。お蔭様ですっかり吹っ切れて、より一層、お金持ちが好きになりました。
欧介
「あら、東十条さんは?」
桜子
だあれ、それ? ご覧の通り、一段と理想が高くなり、前向きに出会いを求めています。
欧介
「そうですか。あ、その靴の下(の紙)」
桜子
踏んでいた欧介の論文の紙を拾い上げ、「これ、なんですか?」
欧介
「もう一度、数学をやってみようと思ってるんです。」
顔色が変わった桜子
そうですか。それはようございました。私にはまったく関係ないことですが
そう言って欧介の前から去ろうとする桜子に欧介が言う。
ありがとうございました。この論文がもし認められたら、向こうの大学に行けるかもしれないんです。認められたらですけど。
桜子
「私にはまったく関係ございませんので。それでは。」
数学の論文が出来上がり、ニューヨークの大学に送った結果、欧介の論文が認められ、大学の教授が欧介を非常勤講師として迎えたいという返事をもらうのだった。
並木道を歩く欧介と若葉
欧介の留学を聞かされた若葉は、欧介に尋ねる。
一度辞めた数学をまたやろうと思ったのは、何かわけがあるんでしょ?
数学にのめり込んでいる欧介さん、きっと私の方なんて振り向いてくれなくなっちゃう。どんどん私から遠くなって、いつの日か欧介さんの姿が見えなくなりそうで怖いんです。
その若葉の言葉で、欧介は桜子の言葉を思い出していた。
10年後のあなたの姿が私には見えない。さようなら。
若葉
私、魚春の欧介さんが好きなんです。本当にそんな遠いところに行っちゃうなんて、私は嫌です。そんなの嫌です。
そう言って去って行った。
桜子の部屋
なみたちは、桜子の部屋を訪ね、元気付けようと差し入れを持って来る。
「無理してバージョンアップなんてしない方がいいよ」
「そうそう、私なんて何度も経験してますよ、失恋なんて」
なみのその慰めに激しく反応する桜子。
今、なんと?この私が失恋? 失恋ていうのは、恋を失うと書くあの失恋かしら? 恋っていうのはね、人間ごときにするものじゃなくて、お金にするもんなの。 お金は女を裏切らないの。 私の辞書の中には、失恋なんて言葉はないの。
なみ
桜子さん、貧乏なハンサム男と100歳のお金持ち、どっち取ります?
桜子
100歳!!
なみ
「良かった~! すっかり立ち直ったみたい。」
武藤操(今井陽子)
「じゃあもう何言っても大丈夫よね。欧介さんね、来週、ニューヨークの大学に行っちゃうんだって。」
持っていたパンをポロっと落とす桜子
操
「桜子、大丈夫?」
桜子
大丈夫に決まってんじゃない。だって、全然関係ないもん。
なみ
「日曜日に佐久間さんちで送別会やろうって事になってるんですけど、もし良かったら、桜子さんも一緒に来ませんか?」
操
「でもやっぱ行きづらいよね。」
桜子
「なんで、行く」
操
「無理しなくていいのよ。
桜子
なんで、行っちゃいけない理由なんてないじゃん。だって、全然関係ないんだもん。
なみ
「じゃあ、日曜日に」
佐久間家
桜子登場
この度は魚春の中原欧介さんがニューヨークにご留学なさるそうで、お祝い申し上げます。
宴もたけなわになり、みんなかなり酒が回ってくると、粕屋が桜子に絡み始める。
あんたもねぇ、その合コンさえ行かなければ、今頃すんなり玉の輿に乗ってたのにね~!? しかし、こんな貧乏人に一瞬でも走ってしまったあんたを俺は見直したじょ~!
桜子
ばっかじゃ中目黒~! なに祐天寺? こんな人に走ったなんて神野桜子、一生の不覚です。
なにがニューヨークよ、なにが数学よ! この人はね、貧乏が趣味なの、貧乏が生きがいなの、貧乏じゃないと生きていけないの!
お金しか愛せない私を歪んでるって言うけど、この人だって同じくらい歪んでんじゃない。
結論から言いますと、お互いの歪みを強調するだけで、最もご縁のない相手だったんです。
ニューヨークに行ったって、どうせ逃げて帰って来るんじゃないの?
とっとと行っちゃえ! 行くなら一生帰ってくるな!
そして、桜子はおもむろに欧介の胸倉をつかんで言った。
今度は絶対、逃げんなよ!!
欧介
「はい。」
飲み過ぎた桜子は酔いつぶれて寝てしまう。
欧介
そういうわけで、僕は明日ニューヨークに行きます。 借金だらけの魚屋をお袋に任せて、いい歳になって、なんでまた数学なんかって、みんなそう思うかもしんないけど、ほんとにそうなんだよね。でも、この僕がもう一度数学をやろうと思ったのは、それは、ここにいるみんなのお蔭です。 また数学をやりたくなったのも、なんか神様のルールみたいな気がするんだ。 ダメかもしんないけど、とにかく行って来ます。
ほんとは、桜子から前に言われたこの言葉が胸に引っかかっていたからだった。
だいたい、ボストンまであなた何しに行ったの? 途中で帰ってくるくらいだったら、行かなきゃよかったじゃない。
帰り道
お開きになって酔い潰れた桜子をおぶった欧介と一緒に歩く若葉
若葉
いつか結婚式のスピーチで言ってましたよね。 人と人が出会うのは、神様のルールにのっとってるんだって。
欧介
「そんなこと言ったっけ?」
若葉
私は欧介さんに出会って、数学の話聞いたり、魚屋さん手伝ったり、すごく楽しかった。でも、私は欧介さんの事捕まえられなかった。
欧介さんが数学始めたのは、桜子さんの事忘れるためですよね? ニューヨークに行くのもそうなんでしょ?
欧介
それは違います。確かにまた数学をやりたいと思ったのは、桜子さんのお蔭です。でもそれは、逃げるんじゃなくて、もう一度本当に数学をやりたいと思えたからなんだ。桜子さんに出会わなかったら、そんな自分にも出会えなかった。
若葉
欧介さん、それ、桜子さんの事が好きだって言ってるんですよ。 欧介さんの恋愛とんまにも程があります。
欧介
「若葉さんの事傷つけてしまって、本当にごめんなさい。いい歳して、ほんと最低だな。」
若葉
ほんと最低ですよ。そんな風だと欧介さんこそ、本当に大切なものを失くしますよ。
「じゃあ、これで失礼します。数学のお勉強、頑張ってください。」
桜子の部屋の前
桜子の部屋の前に来ても、一向に目が覚めない桜子。
欧介は桜子のバッグから鍵を取り出し、桜子をベッドに寝かせ、布団をかけて帰ろうとする。
と、桜子が「逃げんじゃねえぞ!」と寝言。
欧介は桜子の部屋を後にして、翌朝、ニューヨークに旅立った。
佐久間家
真理子(森口瑤子)が桜子の誕生日ケーキを作って待っていてくれた。
桜子の28歳の誕生日だ。
桜子
今日から値崩れが始まってたんだ。 私、27歳を売り時のピークって計算してて。
でも、その最後の日に東十条さんにお別れを言ってきました。これで、すべて失って、0になりました。こんな事になっちゃうなんて、本当に間抜けで笑っちゃいますよね。 私、なにやってたんだろ。結局、何にも掴めなかった。 でも、よくわかりました。
真理子
あなたはまだ、何も分かってないわ。 あなたと欧介くんは、まだ何も始まってないじゃない。 あなたは雪子さんじゃないのよ。欧介君を優しい殻から引きずり出せるのは、あなただけかもしれない。 本当はね、私もあの時、欧介くんのところに走れば良かったと思ってる。
桜子
「真理子さん、私・・・」
佐久間
本当にあなたが生まれ変わったら、今頃、ニューヨーク行の飛行機に乗ってるでしょ? はい、これ
そう言って、佐久間は桜子に欧介の住所が書かれたハガキを渡した。
桜子は即、佐久間家を後にした。
ニューヨークへ向かう桜子
佐久間家から戻った桜子は、すぐに荷物をまとめてニューヨークに向かった。
スーツケースを持って桜子が部屋から出ると、なぜか桜子の家の前に東十条が車で迎えに来ていた。
東十条が桜子を空港まで桜子を送って行ってくれたのだ。
そして、最初のシーンに戻る。
ニューヨークの欧介が勤務する大学の庭で、少年にこう言う桜子
大切なものを待ってるの。私は、それをずっと探してたの。多分、生まれる前から。
ある人にそれを教わったの。この世にはお金よりも大切なものがあるって。
すると、欧介が大学から出て来た。
ベンチに座る桜子に気づき近づくと、桜子が驚く。
「びっくりした~!」
「僕の方こそ」
桜子
そうですよね。ごめんなさい、ビックリさせちゃって。 大変、ご迷惑だというのはわかってて、こんな所まで来てしまいました。
欧介
「あの~」
桜子
でも、どうしても、あなたに会いたくて。
欧介
正直言って、今すごく混乱してます。だって、そうでしょ。
桜子
いえ、いいんです。私が来たくて来ただけで、こうやって、あなたにも会えたし。このカメレオンは、私にとって、たった一つのものでした。これが無かったら、私は一番大事なものに気づかなかった。
これは、お金には代えられないんです。
そう言って、桜子は欧介にカメレオンを渡した。
「ありがとう。それじゃあ。」と、欧介の前から去って行く桜子。
去って行く桜子の背中を見つめていて何かに気づき、桜子を追う欧介。
桜子さん!!
振り返る桜子にさっきもらったカメレオンを投げて渡した。
欧介
あなたが持っていてください。 僕はもう逃げません。 あなたが好きです。例え明日、あなたの気が変わったとしても。
桜子
私には見えるんです。10年後も、20年後も、あなたの側には私がいる。残念ながら、あなたといると私は幸せなんです。
こうして、桜子と欧介のニューヨークでの生活が始まるのです。
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