この間、子供とテレビのバラエティを見ていて、子育ての話題になった。

よく憶えていないが、確か子育てのことを取り上げた番組だったのだと思う。2人で見ていて、いきなり子どもから「ママ、子育て成功した?」と質問されたのだ。

何を藪から棒に!

しかも「成功」って…。

しばらく思考が止まって、言葉に詰まってしまった。頭が子供たちが小さいころに遡って、様々な出来事が蘇ってきた。いつもいつも、何かに追われていたし、「早く早く!」と子供たちを追い立てていたような気がする。

とにかく、「子供にこれをさせなきゃ」とか、「あそこに連れて行かなきゃ」とか、取り越し苦労をして、こうならないよう、ああならないようと常に先回りをし、心配し、イライラしていたように思う。全くのポンコツだったなと。そんなポンコツな私が、子供と共に多少は成長し、子どもが小さい時に持っていた理想の子ども像が、今ではガラッと変わってしまったことに驚いている。

当時は、勉強でも運動でも、周りの子たちに遅れないようにとか、周りの友達と波風を立てずにうまくやっていくとか、人に親切にする(自分を後回しにしても)とか、高校、大学を無事に卒業して、ちゃんと社会人にしなきゃとか、つまり、子育てとはかくあるべしという世間一般の価値観を、そのまま自分の価値観にすり替えていた。

でも、今、わかったことは、目の前の子供に「こうさせよう、ああさせよう」という義務感など持たず、もっと、一緒に生きている喜びを感じたり、子どもがやるべきことは、子ども自身が見つけることを信じていれば良いだけなんだということ。これも、子育てをしなかったら、わからなかった事かもしれない。なんか皮肉なものだな。終わってから、やっとこういう境地になれるんだから。
でも、人生って、こういうふうにできているものなのかな?

子育てに成功したのか?

そんなのどうやって測ればいいのだろう?その答えは、親の中にあるのではなくて、子どもの心の中にあるのだろう。

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