ゴールを得たい理由はなに?
「癒やしとは? Ⅰ」では、”癒し”というのは、何のためにするものか?それは、今の悩みや状況を変えたくて、するもの。そして、その為には、こういう風になりたいというゴールを設定することという話をしました。
では、”癒やし”というのは、設定したゴールに行きつけばその目的が果たされるのでしょうか?実は、そういうことではありません。
例えば、家族で住む新しい家が欲しいというゴールを設定します。では、なぜ家族で住む新しい家が欲しいのでしょう?と自問自答すると、
私だったら…
ゆとりが欲しい
安心
みんな仲良くくつろげる場所が欲しい→一体感、安心感などが浮かんできます
だから欲しいのは、ゆとり、安心感、一体感です。これは、ゴールをなぜ得たいのか?その理由です。そして、この理由というのは、意図というわけです
ゴールが目的なら、理由が意図。ゴールもひとりひとり違えば、一つのゴールに対する意図もひとりひとり違うでしょう。そして、その数もそれぞれだと思います。
で、実は、大事なのはゴールよりも意図の方なのです。つまり上の例で言えば、ゆとり、安心感、一体感を満たせられれば、
何も必ずしも、新しい家じゃなくても良いわけです。
そして、もしかしたら新しい家じゃなくて、別の形のものが手に入るのかもしれません。だからと言って、ゴールを設定することは意味がないとか、欲しい物が手に入らないと言っているわけでは、ありません。
欲しいものが、そのままの形で手に入ることもありますが、そうじゃない場合も少なくないのです。だから、ゴール=そのままの形 にこだわる必要はないのです。
では、なぜ、ゴールを設定するのか?
ゴールが無ければ、どこに進んでいいのか?方向性が見えません。それに、ただ、そこに座って「安心感~ 一体感~ ゆとり~」と言っても、本当にそれが手に入る可能性は、ゴールを設定しない場合は、うんと低くなります。
「今日も泣けたわ~ 癒されたわ~ 愛の状態って、こういうことね~」というところを繰り返し、繰り返し、ぐるぐる回るようなものです。
だから、ゴールという実際の形として目に見えて、誰でも確認できるものも大事だし、その下の意図=例→愛、一体感、達成感、その他いろいろも大事。
その両方のバランスが取れてこその癒やしなのです。
では、今日はこの辺で。
次のお話しは、“もう必要のないもの”、”変えたいところ”です。
ここからが、癒やしの真髄です。
お楽しみに。