高齢者がデイケア施設へ通う目的とは何でしょう?

 

それは人によっても違うと思いますが、デイケアのサービス自体の目的は、

 

高齢者がなるべく自立した生活を送れるようにすることです。

 

そのためにデイケアでは、「運動器機能の向上」「栄養改善」「口腔機能の向上」などを行ってくれます。

 

加えて、その他にも「入浴」「食事」などもさせてもらえて、家族の側からしたら、高齢者の介護を楽にできるという目的があります

 

まとめると・・・

  • 介護予防
  • 運動器機能の向上
  • 口腔機能の向上
  • 見守り
  • 安否確認
  • 入浴
  • 食事

「見守り」と「安否確認」は、遠方に住む一人暮らしの高齢者の介護に欠かせませんが、デイケアに通うという事は、この役割も十分果たしてくれると思います。

 

デイケアの利用資格

入所する方に関しては、要介護認定で、要介護度が1~5に該当する方

 

ただし、短期入所療養介護通所リハビリテーション介護予防サービスは、要支援該当者もご利用できます。

 

 

続いて、義母の例を参考に、その介護保険証を使って、デイサービスやデイケアサービスなどの通所介護施設のサービスの利用の方法を紹介したいと思います。



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通所介護施設(デイサービス・デイケアサービス)への手続きの流れ

 

要介護1の認定を受けた義母(84歳女性)が、デイケアサービスへの入所の手続きを進めることにしました。

通所介護施設(デイケアサービス等)を利用する手続きの流れを説明します。

 

1、ケアマネージャーに相談

ケアマネージャーに通所介護施設で、どういう目的でサービスを使いたいと思ったのか?

 

どのようなサービスを受けたいのか?などと質問され、以下のように答えました。

 

義母がデイケアサービスに通う理由

  1. 脊柱管狭窄所のための脚の痺れで、歩いたり、段を登ったりがし辛いため、そのリハビリを受けたい。
  2. 普段、ほとんど人と話す事がなくて寂しいから、誰かと話したい。
  3. 1人でお風呂に入ることが大変になってきたから、週に何回でもいいから、お風呂に入りたい。

 

中でも義母が、主に期待していたのは、1のリハビリでした。

 

このような要望を言った義母や、私たち家族に対して、ケアマネージャーは、「デイサービス」よりも「デイケアサービス」が良いのではないかとのアドバイスをしてくれました。

 

ここで少しだけ【デイサービスとデイケアサービスの違い】を説明します。

 

日中の一定時間施設に通い、食事や入浴、レクリエーションなどのサービスをしてもらえるという点においては同じ。

 

デイサービスは機能訓練と言って、身体の機能を回復させるという意味では、リハビリテーションと同じようなサービスがある。

 

しかし、特別に医師の指導などは必要なく、一般的な介護スタッフが補助するだけで受けるサービスである。

 

一方、デイケアサービスの方は、利用者の方で、あらかじめ医師の指導を受ける必要があり、その内容をもとに、理学療法士や作業療法士、言語視覚士、看護師など資格を有するスタッフに直接指導してもらえる。

 

また、デイケアサービス施設は、リハビリのための部屋や設備や道具があり、より専門的な高度なリハビリが受けられるという
利点がある。

 

そして、ほとんどのデイケアセンターは、医師や看護師が常駐している。

 

これらのことを踏まえて考えて、義母や私たち家族は、ぜひ、デイケアセンターに通所したいとケアマネージャーに伝えました。

 

ケアマネージャーはそれを受けて、近くのデイケアセンターの候補を2箇所ほど挙げてくれ、

 

後日、一緒にその2箇所の事業所に見学に連れて行ってくれるという事なので、

 

見学は、義母と私たち家族の3人と付き添いのケアマネージャーの4人で行くことになりました。

2、事業所(デイケアセンター)2箇所への見学

当日、迎えに来たケアマネージャーの車に義母と私たち家族が乗って、2箇所の事業所を周りました。

 

回った2箇所の施設を見て、それぞれ違ったイメージを持ちましたが、2つとも綺麗で環境が整っていて、素晴らしい施設でした。

 

2箇所でイメージが違ったというのは、Aという施設は、入り口を入ったところにすぐ利用者が集まるバリアフリーの大きなフロアがあり、

 

そこにカラオケを楽しんだり、他にもお喋りをする人、何か作品を作る人など一緒にいて、お祭りみたいな賑やかな感じがしました。

 

一方、Bという施設では、バリアフリーではあるものの、それぞれパーティーションで区切られた部屋で、作品を作ったり、リハビリをやったり、と非常に落ち着いた雰囲気がしました。

 

まぁ、これは人それぞれ好みがあると思いますが、義母は意外にも、賑やかなAの施設が気に入ったようです。

 

施設に入った時の雰囲気など観察しつつ、サービス提供事業者の方の話しを聞かせてもらいました。

 

その時のチェックポイントのまとめは以下の通りです。

施設の立地、入った時の様子や雰囲気を観察する

  • バリアフリーで老人にやさしい施設かどうか?
  • 衛生的か?
  • 明るくて室内は適温か?など快適な施設かどうか?

 

利用者やスタッフの雰囲気

  • 中の利用者さんの様子(レクなど楽しそうに取り組んでいるか?)
  • 利用者さん同士が和気あいあいとしているか?
  • スタッフの利用者さんに対する対応は親切か?
  • スタッフの人数と1日の利用者の人数は(割合)?
  • スタッフさんの保有資格、経験年数がどのくらいあるのか?

 

送迎について

  • 家から送迎車でどのくらいか?
  • 一台の送迎車に何名乗って通うのか?
  • 送迎時、添乗するスタッフが家の中まで(玄関の上がり框を上がったところまで)送り届けてくれるのか?

 

アクティビティ(レクリエーションなど)について

  • どのようなものがあるのか?
  • 親の趣味嗜好に合ったものはあるか?

 

食事について

  • それぞれに合った食事を用意してくれるか?(減塩、アレルギー、糖尿食、刻み食、お粥など)
  • どんなところで食事をするのか?

 

契約について

  • サービス内容・料金の説明
  • 悩み、苦情などの相談には乗ってくれるのか?
  • キャンセル時の対応・料金の説明

この辺はしっかり押さえておきましょう!!

 

説明の他にも、室内を案内してくれ、利用者が行っている事(レクリエーション食事…)を説明してくれたり、

 

飾ってある利用者さんの折り紙書道などの作品を見せてくれたり、お風呂場を見せてくれたり、休憩用のベッドや、トイレリハビリテーションの部屋に案内してくれたりして、

 

施設の様子も説明してくれました。

 

これは、とてもホッコリした時間でした。

 

1つの施設で小一時間ほど説明を受けて、パンフレットと契約書をもらい、こんな感じで1日に2つの施設を見学しました。

デイケア(通所リハビリテーション)の営業日時と定員

【営業日】

・月曜日~土曜日(祝日含む)利用時間

【利用時間】

・1日コース 9:45~16:00
・午前コース 9:45~13:00
・午後コース 12:45~16:00

定員 40名

※ 私たちが見学したデイケアはかなり大規模なところだったので、1日の定員40名ですが、もっと小規模な施設もあるようです。

 

デイケア(通所リハビリテーション)1日のスケジュール

【1日コース(6~8時間)】

8:30~9:45

  • 送迎

9:45~

  • 健康チェック
  • 個別のリハビリ
  • 自主トレーニング
  • 趣味・娯楽(カラオケなど)
  • 入浴(その日の対象者のみ)

11:30~12:00

  • 食前体操(口腔体操など)

12:00~12:45

  • 昼食

12:45~13:30

  • 休憩

13:30~15:00

  • 個別リハビリ
  • 集団体操・転倒予防体操など
  • 自主トレーニング
  • レクリエーション

15:00~15:30

  • おやつタイム

15:30~16:00

  • 帰宅準備

16:00~

  • 送迎

 

【午前コース(3~4時間)】

8:30~9:45

  • 送迎

9:45~

  • 健康チェック
  • 個別のリハビリ
  • 自主トレーニング
  • 趣味・娯楽(カラオケなど)
  • 入浴(その日の対象者のみ)

11:30~12:00

  • 食前体操(口腔体操など)

12:00~12:45

  • 食前体操(口腔体操など)

12:45~13:30

  • 送迎

 

【午後日コース(3~4時間)】

2:00~12:45

  • 送迎

12:45~13:30

  • 健康チェック

13:30~15:00

  • 個別リハビリ
  • 集団体操・転倒防止体操
  • 自主トレーニング
  • レクリエーション

15:00~15:30

  • おやつタイム

15:30~16:00

  • 帰宅準備

16:00~

  • 送迎

 



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デイ(ケア)サービスの利用料金(※大体の目安です)

※これは自己負担割合が1割の場合です。一定の所得がある第1号被保険者は、自己負担割合が2割になります。

参照元:安心介護

要介護1

自己負担額

3~5時間

未満

364円/日

5~7時間

未満

547円/日

7~9時間

未満

628円/日

 

要介護2

自己負担額

3~5時間

未満

417円/日

5~7時間

未満

647円/日

7~9時間

未満

742円/日

 

要介護3

自己負担額

3~5時間

未満

472円/日

5~7時間

未満

746円/日

7~9時間

未満

859円/日

 

要介護4

自己負担額

3~5時間

未満

524円/日

5~7時間

未満

846円/日

7~9時間

未満

977円/日

 

要介護5

自己負担額

3~5時間

未満

579円/日

5~7時間

未満

946円/日

7~9時間

未満

1,095円/日

※上記の他、食費・入浴費・アクティビティ費などは別途自己負担となります

 

デイサービスの利用料金は、

1日当たり=サービス料+食費+その他

 

その他とは、日用品費や入浴介助、個別機能訓練、などの費用です。

そして、これは大体の目安です。

参照元:安心介護

加算項目 自己負担額
個別機能訓練 46円/日
入浴介助 50円/日
栄養改善 150円/回
口腔機能向上 150円/回
若年性認知症ケア 60円/日
サービス時間延長 各事業所に問合わせ

※これは自己負担割合が1割の場合です。一定の所得がある第1号被保険者は、自己負担割合が2割になります。

 

上の5つの「サービス料」や、食費などの「その他の費用」は、あくまでもおおよその目安で、時間帯(早朝・深夜)や地域の区分、施設の規模などによっても変わってきます。

 

とは言え、そう大きな違いが出ることもないので、まずは上の表をもとに、義母(要介護1)が、デイケアセンターで1日を過ごす費用を計算してみました。

 

義母さんは通所時の入浴を希望しているので、表で見る要介護1の人の1日の料金の目安(628円)に、

 

入浴介助の50円個別機能訓練の46円昼食の700円(大体)を足すと、1,424になりました。

 

もし、通えることになれば、週2日を希望しているので、1ヶ月で、11,392円の自己負担という事になります。

 

このように施設の様子を見て、本人の気に入った方に週2回で、入浴とリハビリも含めたデイケアの1日コースに行くことに決めました。

 

3、書類提出

事前調査表・介護療養情報提供書・日常生活動作表など、利用申込書をケアマネージャーに渡して、希望の施設に提出してもらいました。

 

4、利用判定会議

施設のスタッフによって、サービス利用の可否を検討してもらい、結果は、ケアマネージャーから知らせてもらいました。

 

こうした流れで、晴れてデイケア施設を利用することができたわけです。

 

利用判定会議は、だいたい1ヶ月~1ヶ月半かかります。利用者の空き状況などにも合わせるので、すぐに入所というのは、出来ないことが多いらしいですよ。

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まとめ

施設の環境やスタッフの対応や雰囲気は、みんなどこも大体同じで、あまり良くない所って、まず無いと思っていいと思います。(私が見た中でのことですが…。)

 

やはり決め手は、利用する本人が気に入るかどうかと、家族の都合になるべく合っているかどうかです。

 

義母さんが決めた施設は、義母さん本人が気に入ったという事も大きいのですが、

 

帰りの車の中でのケアマネさんとの会話で、その施設は評判が良いという話しや、もしこの先、怪我や病気で病院に入院したとしても、

 

病院を3ヶ月で退院しなくてはいけない場合には、施設への短期入所(もちろんリハビリ付き)が、スムーズにできるという話しを聞き、結局それが、家族にとっての大きな決め手になりました。

 

さて、これで、遠距離に住む親も、週2回のデイケアという社会との繋がりも出来、ケアマネージャーさんという強力な相談相手も出来ました。

 

後は、日常の見守りや動作の補助を補う何かなどを考えていこうと思います。

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