今のマスク不足を受けて、経産省はマスクをエタノール(アルコール)で消毒すれば2~3回は再利用が可能であるという周知を検討しているようですね。
でも、基本的には、一度使用したマスクはエタノール(アルコール)消毒などをして使わない方が良いそうです。
ただ、マスクは工夫して使う事ができるようです。
この記事では、マスクを再利用する方法を考えていきたいと思います。
https://hotjouhou.tokyo/20818


目次
マスクはエタノール(アルコールで消毒)で再利用できるのか?
新型肺炎マスク不足問題 大学病院で”使いまわし”発覚!
大学病院でさえマスクが不足しているのに、中国に約150万枚も支援しなければならないのか?
政府及び地方自治体は国民と市民を守る事だけを考えるべきだ pic.twitter.com/VXKdqmSFR0— sera (@sera1950) February 20, 2020
基本的には、一度使用したマスクはエタノール(アルコール)消毒などをして使わない方が良いそうです。
以下も池袋大谷クリニック院長の大谷義夫医師が仰っていた事ですので、まとめてみました。
使ったマスクの表面にはウイルスがたくさん付いているので、そこを触ると、そこから接触感染が始まります。

昨年出たデータですけど、普通のサージカルマスク対N95(医療用マスク)それを外来で使った結果、インフルエンザなどの予防の効果はあまり変わらなかったという結果だったんです。
というのは、サージカルマスクって言うのは使い捨てじゃないですか。
しかし、N95というのは、結核病棟などでは数日間使ってしまうんですよ。
なので、両方とも、やはり、使い捨てにした方が、ウイルスの感染リスクは低くなるんです。
しかし、今は国民全員がマスクを毎日使い捨てにできる量は供給できていないのが現状ばかりか、医療現場でもこのN95という強力なマスクが不足している状況なんだそうです。
なので、なるべくマスクを節約するために、経産省はマスクをエタノールで消毒すれば2~3回は再利用が可能であるという周知を検討しているというわけですね。
しかし、また東京医科大学の濱田篤郎教授も、このマスク再利用に関して次のように言っています。
NHKが東京医科大学の濱田篤郎教授にインタビューしたところ、こうお答えになりました。
Q・記者
マスクの品薄状態が続いています。再利用してもよいものなのでしょうか。
A・濱田教授
一般的な使い捨てマスクはたとえ表面をアルコール消毒したとしても衛生上、再利用しないほうがいいです。それでも、再利用しなければならない場合には、マスクの内側にガーゼを入れて、そのガーゼを交換すれば何回かは使えるかもしれません。ただ、使用後のマスクは汚れているので基本的には再利用はしないほうがいいと思います。参照元:exciteニュース
基本的には再利用はしないほうがいいけれど、どうしてもマスクが足りない時は、内側にガーゼも入れて、使うたびにガーゼを交換すべきとおっしゃってますね。
では、それぞれの先生方の見解も踏まえて、具体的に使い捨てのマスクを再利用する方法と、布マスクを洗って使う提案をさせていただきますね。
マスクを再利用する正しい方法
経産省が「マスクは再利用可能」周知を検討 https://t.co/Rwv7uGw3qE
信じられない。これが日本だよ。 pic.twitter.com/Vm5sQajY0M— ✳️ Pecko (@pecko178) March 2, 2020
経産省が周知しようとした、「エタノール(アルコール)消毒して2~3回再利用」はしてはいけません。
どうしても使い捨てマスクを再利用するなら、まだ洗って再利用した方が良いそうです。
本来は、「洗って使用できます」と書いていないマスクは、洗って再利用することはできません。
ですが、どうしてもマスクの数が足りない場合は、手持ちのサージカルマスク(紙)を洗って再利用するしかありません。(マスクの機能が多少は損なわれてしまいます。)
これは、全国マスク工業会の方のご意見ですので、かなり参考になるのではないかと思います。
サージカルマスクを再利用しなければならない時は、ゴム手袋をして、中性洗剤で押し洗いして、形を整えて干して自然乾燥しましょう。
柔軟剤や漂白剤は使わないようにしましょう!!
もみ洗いすると形が崩れてしまうので、必ず押し洗いをしてください。
また、乾燥器は絶対に使わないでください。
エタノールなどのアルコール消毒液を吹きかけるなどすると、マスクの機能が損なわれてしまうので、やめましょう!
サージカルマスク(使い捨て)が手に入らない場合
では、使い捨てのサージカルマスクさえ手に入らない場合は、中性洗剤などで洗うことのできるガーゼや布のマスクを使用して、使った後は毎日、洗濯をして使用するという事を考えてはいかがでしょうか。
在庫ありのマスクの情報を紹介しています
https://hotjouhou.tokyo/20818
こちらでガーゼマスクの作り方と洗い方を紹介しています

健康な人がどうしてもマスクが必要な場合
〔Q:鉄道各社コロナ対策どうすれば?〕
A:窓を開けて『換気』すれば消毒する手間とコストもかからず良いと思います乗客の協力も必要です、#満員電車
内でアナウンスするなどすればこのご時世ですし『本気で対策』打てば必ず賛同が得られるばずです新型コロナウイルス感染拡大待ったなしですから pic.twitter.com/xfS3r3h7KZ
— ★たけちゃんさん★ (@117takecyanman) February 27, 2020
これは、3月3日のモーニングショーで、池袋大谷クリニック院長の大谷義夫医師がおっしゃっていた事をまとめたものです。
健康な人でも満員電車などの不特定多数で人がたくさんいて、密集した空間である場合は飛沫を浴びたり、完全ではなくてもトラップしてくれる意味でもした方が良いです。
どこから飛沫が来るかわからない時には、100%ではないですが、一応防御の確率が高くなるので、した方がいいです。
また、間接的ではありますが、マスクをすることによって、乾燥を防いで、のどの免疫を上げ、繊毛を良く動かして、外に排除(ウイルスや細菌など)してくれる効果も期待できます。
それから、マスクをする事によって、顔を触りずらくなって、目、鼻、口を触る事も減って、感染対策にもなり得るのです。
ただし、熱もなくてせきもしていない健康な人が、ただ街を歩く時には、する必要がありません。
私(大谷医師)も、クリニックではマスクをしていますけど、ちょっとコーヒーなどを買いに行くくらいならマスクはしません。
マスクをエタノール消毒して2~3日は再利用する方法のまとめ
医療関係者や感染リスクの疑いがある方、または高齢者の方や基礎疾患を持っている方など、優先的にマスクが必要な方にも、今はマスクが不足している状態です。
なので、できるだけ健康な方は、マスクの使用は必要最小限にして、洗って使ったり、中に挟むガーゼを交換したりして、できるだけ工夫をしてマスクを使っていければ良いですね!