母親を嫌いな赤ちゃんは、この世の中にいません。

 

これだけは言い切れます。

 

沢山の親子さんの相談を受けてきて、接してきて、そんな赤ちゃんは1人もいませんでした。

 

 

もちろん、ママが「この子、私を嫌いなのでは?」と疑ってしまっても仕方ないような態度を見せるお子さんもいますが、それにはそれで、理由があるんです。

 

そのことについて、子育て相談を数多く受けてきた私の経験から、お話ししようと思います。

赤ちゃんに母親が嫌われたと思うとき



スポンサーリンク

 

「この子、私のこと嫌いなのかな?」と、本気で思ってしまう瞬間って、ありませんか。

 

例えば…

  • ママが抱いても泣きやまない
  • ママの抱っこを嫌がる
  • ママと目を合わそうとしない
  • ママに笑いかけてくれない

 

などなど、赤ちゃんにこんな態度を取られたら、ママが自信を無くしてしまうのも仕方がないですよね。

 

でも、それは、その子によって、そうせざるを得ないわけがあるのです。

 

まずは、赤ちゃんがなぜ泣くのかという事からお話ししたいと思います。

 

赤ちゃんが泣く理由は?

 

では、今まで私が、いろいろな親子さんの相談に乗らせていただいた経験から、お話ししますね。

 

赤ちゃんが泣きやまない理由は、色々ですが、基本、生理的な欲求も、赤ちゃんは”泣く”ことで、ママに知らせてくれるので、まずそこは、きちんと見てくださいね。

 

  • 熱はないか?
  • お腹は空いてないか?
  • オムツは汚れていないか?
  • どこか痛くはないか?
  • かゆくはないか?
  • 暑くないか?
  • 寒くないか?
  • 苦しそうじゃないか?

 

などを一通り見てみて、そのどれも原因ではないようなら、なにか他に、泣きたい理由があるのかもしれませんよ。

 

それは・・・

 

 

ただ泣きたい気持ちが溢れてきた時。

 

 

赤ちゃんだって、1人の人間です。

 

その時の気持ちを聞いてもらいたい時もあります。

 

例えば、昼間に会ったおばちゃんに抱っこされて、思いの外、緊張したとか、

 

ママとお散歩に出て、踏切の音に驚いたとか、眠くてどうしていいかわからないとか、

 

そんな色々な気持ちが溢れて来て、ママにその気持を聞いてほしくて泣いているのかもしれません。

 

だって、なんせ、見るもの聞くもの触れるものすべてが、”初めて”の事なんですよ!?

 

それを自分の中で、どう消化したらいいのかわからないのも当然です。

 

しかも、赤ちゃんはまだ言葉を話せません。

 

母親に何かを伝えるのも、すべて”泣く”というコミュニケーションの手段を使うしかないのです。

 

そう、大好きなママに泣いて訴えるのです。

 

赤ちゃんが泣いた時、母親はどうする?

 

だから、ママもそのつもりで、「よしよし、泣きたくなっちゃったのね。そうか、そうか、泣いてすっきりしようね~」というつもりで、少しの間、その泣きに付き合ってみてください。

 

とは言え、主婦は常に忙しいから、いつもいつも、そんな余裕を持てるわけではないですよね。

 

夕ご飯を作らなきゃいけない時に、赤ちゃんがギャンギャン泣き出した!

 

こんな時は、無理に赤ちゃんを抱っこして、慰めてやらなくてもいいのです。

 

「今ママ忙しいから、泣いて待っててね!」と一声かけて、泣きながら待っててもらえばいいのです。

 

夕ご飯の支度が終わったら、落ち着いて抱っこして、気持ちを聞いてあげれば良いのです。

 

ママによっては、”泣かせていたら可哀想…”という人もいますが、案外、泣いてる赤ちゃん本人は、そんなに辛くはないんです。

 

自分自身のことを考えてみてください。

 

何か辛いことがあって、それを泣くのを我慢して頑張るのと、ワァ~と泣いてしまうのと、どちらが楽になれますか?

 

泣いた後のあの爽快な気分は格別ではないですか。

 

赤ちゃんだって、同じです。

 

赤ちゃんが泣き止まない理由とは?

 

ここまで、赤ちゃんは、一通り泣けばすっきりするという話をしましたが、ママが困っているのは、”赤ちゃんが泣き止まない”ということでしたね。

 

そうです。

 

ワァ~!!と泣いても、峠を越したら、クスン、クスンと泣き止んでくれれば苦労はないけれど、それが、いつまで経っても、ギャンギャン泣き続けるから、

 

「なんで私じゃ、泣き止んでくれないの?」

 

「私の事が嫌いなの?」と思って悲しくなってしまうのでしたね。

 

では、なぜ、そうなのか?

 

それは、大体の場合が、赤ちゃんは思い切り泣いてる様に見えて、泣きを押さえながら泣いているのです。

 

「え!そんな事あるんですか?耳がキイ~ンとなるくらい大きな声で泣くのに、思い切り泣いてないんですか?」と呆気にとられて質問してくるママがいます。

 

でも、実際はそういう場合が多いのです。

 

では、例を上げて説明しますね。

 

ママの抱っこが嫌いで、泣き止まない赤ちゃん

8ヶ月の女の子を連れたママが相談に訪れました。相談の内容は次の通りです。

 

 

この子、私の抱っこを嫌がるんです。

 

こうやって抱っこをしても(オッパイを飲ませる時の抱っこ)、身体を反り返したり、腕の中で暴れて全然落ち着いて抱っこしてくれないんです。

 

話しかけても、指で私の髪を巻きつけて遊んだり、目も合わせてくれないし。

 

しかも、一度泣き出すと止まらなくて、抱いて、ポンポンしながら泣き止まそうとしても、全然、泣き止まないんです。

 

もう、私のこと嫌いなのかなって思って、すごく寂しいんです。

 

だから、私の方も、あまり可愛いという気持ちになれなくて、もうどうしていいのかわからなくて…

 

 

ママは相当、悩んでる様子です。

 

なるほど、このママのお膝に乗せている赤ちゃんを見ると、ママの言う通りで、全然、落ち着きません。

 

ママのカーディガンの胸元を掴んだり、身体をモゾモゾさせたり、お尻が膝の上にドンと落ち着いて抱かれていません。

 

ママもとても、抱き辛そうです。

 

そこで私が、「ちょっと、しっかりと抱っこして、赤ちゃんの目を見つめてくれますか?」とお願いしました。

 

すると、ママは頑張って、赤ちゃんを抱っこするのですが、やはり、赤ちゃんの動きに負けてしまって、しっかりと抱きしめることができませんでした。

 

赤ちゃんがいくら動くと言っても、まだ8ヶ月です。腕の中で暴れさせながら、抱っこすることはできない事ではありません。

 

きっと、ママが自信を持てなくなっているのですね。

 

今度は、今のママの胸の内を少し聞いてみることにしました。すると、ママは、私にこんなことを打ち明けてくれました。

 

赤ちゃんを出産する時、姑さんと、かなりのいざこざがあった事。

赤ちゃんが3ヶ月の時に住み慣れた土地から、ご主人の転勤で こちらに引っ越して来て、まだ友達がいない事

 

など…。

 

それは寂しくて、心細かったでしょう。その心細さを忙しいご主人にも、ロクに話せず、1人で泣かずに頑張って、子育てしてこられたのです。

 

ママは、初めて人にこんな話をしたと、ボロボロと泣き出しました。

 

私は、今までのこの母親の頑張りに頭が下がる思いで、ただお話しを聴かせていただいていたら、なんとママに抱っこされた赤ちゃんが、泣き出したんです。

 

それは可愛く「え~ん、え~ん」と。

 

それを聞いたママがビックリして、「こんな可愛い泣き方を聞くの初めてです。」と言うのです。

 

いつもは、えび反りになって、身体を固くして、ママの目など見ようとせず、ギャンギャンと時々、喉が詰まってしまうような、ママが聞いていても苦しくなってしまうような泣き方なんだそうです。

 

なのに、この時は、ママの目をしっかり見つめて、手足はバタつかせるものの、身体を硬直させたり、反り返すこともなく、

 

ママの腕にしっかりと抱かれて、えん、えんと子供らしい可愛い泣き方で、ママに上手に訴えるように泣くことができました。

 

しかも、ひと泣きすると、ヒック、ヒックと上手に泣き収まることもできました。

 

いつもの長泣きもどこへやらです。

 

初めて気持ちよく泣いて、ピタッと泣き収まった理由は?

 

では、なぜ、このような事が起こったのでしょう?

 

その理由は・・・

  1. ママが今まで一人きりで頑張ってきた苦労を人に打ち明け、泣いて発散できたことで気持ちに余裕ができた事
  2. ママが人に話を聞いてもらって、今までの労をねぎらってもらったことで、どこかに隠れていた自信を取り戻した事
  3. 今まで泣かずに頑張ってきたママのために自分も泣くのを我慢していた赤ちゃんも、ママに余裕と自信を取り戻した事で、安心して泣くことができた

 

そして、いい事はこれだけではありませんでした。

 

ママの腕の中で泣く赤ちゃんを見て、ママは再び、赤ちゃんを愛おしくて可愛いいと思えるようになったのです。

 

なぜ赤ちゃんは、ママに目を合わそうとしなかったのか?

 

なぜ、赤ちゃんは、今までママの目を合わそうとしなかったのか?

 

それは、ママも泣かずに頑張っているのに、自分が泣いたら、ママに申し訳ないと思った赤ちゃんは、

 

ママの目を見たら泣いてしまうから、なるべくママの目を見ないようにしていたのです。

 

ママの目を見ないように、腕の中で身体を反り返したり、動き続けて、顔を懸命に合わせないようにしていたのです。

 

それでも、気持ちを抑えきれずに泣き出しても、ママに遠慮しながらだから、どこかでブレーキをかけながら泣くので、

 

延々と泣きを引きずって中々、泣き収めることができずに、余計、ママとの距離が離れていってしまっていたのです。

 

赤ちゃんは一番の母親思い

「8ヶ月の赤ちゃんがそんな事まで考えないよ」

 

そう思うかもしれませんが、もっと小さな赤ちゃんのこのような場面を、私は何度も見てきました。

 

だから、赤ちゃんが、

 

  • ママが抱いても泣きやまない
  • ママの抱っこを嫌がる
  • ママと目を合わそうとしない
  • ママに笑いかけてくれない

 

のは、すべてママを困らせたくない一心で、取っている行動なのです。

 

赤ちゃんは母親を嫌いどころか、赤ちゃんほど、ママの事を思っている存在はいないのですよ!!

 

だから、ママも時には、日頃の頑張りの手を止めて、労をねぎらってくださいね。

 

誰かに話を聞いてもらうのもいいし、誰かに「よく頑張ってるね。」と声をかけてもらう事も大事。

 

心に余裕を持って、自信を取り戻しましょう。

 

そうすることで、赤ちゃんをより一層、愛おしく思えますよ。

 

そして、子育てに行き詰まりそうになったら、思い出してくださいね。

 

赤ちゃんほど、ママの事を思っている存在はいないという事を。

 

こちらの記事もオススメですよ♪

子育てをやり直しできたら 私はこんな親になりたい

 

心やさしいイクメン父さんへ

 

私がさびしいとき

 

我慢を発散させてあげたい

 

カンシャクの受け止め方

スポンサーリンク